タイトル画像

え~、あの~

2010.03.13(09:51) 355

先日、所属する学会の中で、人前で一時間ばかりお話しするという機会がありました。
その時の講義テープを後日頂いたので、講義内容のチェックを兼ねて聞いてみることにしました。

普段、自分の声を客観的に聞くという機会はあまりないため、改めて自分の声がイヤホンを通じて聞こえてくるというのはなんだか気恥ずかしいものです。
こうして聞いてみると、普段自分が思い描いている声の感じと聞こえてくる声があまりに違うのに驚きました。
自分のイメージではもっとバリトンの聞いた声だと思っていましたのに。。。。
そして、今まで気づかなかったのですが、話の端々に「え~、あの~」と言っているということに気がつきました。
無くて七癖とはよく言ったものですが、自分でも無意識に口に出していたんですね。
きっと話をお聞きになった皆さんには、お聞き苦しい点だったかも知れません。
今後、もし話の機会があった時には、その点も意識して変えていかなくてはなりませんね。

なかなか自分の事というのは見えないものです。
たまには自分という人間像を俯瞰して見るという作業も大切ですね。
スポンサーサイト

天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


タイトル画像

惑星のはなし

2006.09.13(23:59) 122

昨日は冥王星が「134340」と言うような番号になってしまうなんて話題をとりあげましたが、引き続き今日もそれにちなんだお話になります。

学校で、太陽系の惑星を「水金地火木土天海冥」の並びで記憶された方がほとんどかと思います。
この内、天王星、海王星、冥王星は17世紀以降、望遠鏡の出現までその存在は知られておりませんでした。
逆に太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星の七つの天体に関しては、有史以前から人々の間では知られていました。
ですので、これらの惑星は、古の昔から人々の興味の対象となり、洋の東西を問わず社会情勢の吉凶や洪水の時期などを占う目的で観察されていました。
その内、中国においては太陽と月を除く、五つの惑星にそれぞれ五行説の木火土金水が当てはめられていて、それが今我々が知る惑星の名称となっています。
これら五つの星は五行が当てはめられる前は、歳星(さいせい・木星)・ ?惑(けいわく・火星)・填星(ちんせい・土星)・太白(たいはく・金星)・辰星(しんせい・水星)と呼ばれていました。
古代の人は、それぞれの星の特色と五行の働き照らし合わせ、それらを占いの評価に反映させていくようになりました。
例えば、木の性質を持つ歳星(木星)は12年をかけて天を一周し、他の惑星の中で最もめでたい星と言われ、五穀豊穣を示すとされていました。逆にこの歳星があるべき所にない場合は、大きな災いが起こるであろうとも言われています。
火の性質を持つとされる?惑(火星)は、その星の運行が定まらず、天体の色も赤味を帯びていた為、戦火・反乱・飢饉等の前触れであるとされていました。
土の性質を持つ填星(土星)は、領土や作物に関する事柄を。
金の性質を持つ太白(金星)は金から武器を連想することから軍事にまつわる事。
水の性質を持つ辰星(水星)は四季を通じ て一年中現れなければ、干ばつに襲われ大飢饉となるなど、こういった占いによって、その国の政や他の国との外交戦略が練られていました。

夜でも明るい都会の中では、なかなか星に目を向けることがありませんが、今なお、テレビや本などでは星占い、占星術に関することが日々取り上げられて、星の動きへの関心はまだまだ尽きることはないようですね。
僕自身、今日の運勢が最高であるなんて言われると、ついつい嬉しくなってしまいます。(自分にとって都合の悪い占いは信じないようにしていますが・・・・


天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


タイトル画像

宇宙の日

2006.09.12(23:58) 121

9月12月は宇宙の日だそうです。

その日にちなんだ話題として、冥王星「134340」に 惑星外れ、小惑星の番号何て事がニュースなどに取り上げられています。
小学校の頃は、何の疑いもなく水金地火木土天海冥と覚えたりしたものですが、当時はまさか冥王星が「134340」なんて言う番号になるなんて思いもよりませんでした。

ところで宇宙という名の語源は、とても古くからあり、やはりその由来も古の中国から伝来したものでありました。
それは、紀元前2世紀、前漢の頃(日本では弥生時代くらい)に纏められた、淮南子(えなんじ)と言う書物(今で言う哲学書もしくは百科事典のような本)に記載されています。

「往古来今謂之宙、四方上下謂之宇」

「四方上下これを宇といい、往古来今これを宙という」
つまりは四方八方に広がる空間を「宇」、過去、現在、未来へと果てなく続く時間のことを「宙」、そしてこの二つの意味が合さり、「無限に広がる空間と無限に流れる時間の場」、それが古代人の考えていた「宇宙」観であったわけです。

この宇宙観は科学的に「宇宙」が研究される中でも、充分に通じるものではないでしょうか?
宇宙を表す言葉で、これほど絶妙な意味合いを持つ言葉はないなぁと、ただ、ただ感心してしまいます。
その淮南子『天文訓』の中には宇宙の始まりに関するような内容もあり、現在考えられている宇宙空間の発生の起源と照らし合わせても、かなり的を射た内容となっています。

そうして見ると、古代人は2000年もとうの昔に、地球を取り巻く宇宙空間についてかなり正確に把握していたのではないかと思ってしまいます。


天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


タイトル画像

あんず

2006.07.05(18:40) 107

杏

杏が手に入ったので、近々シロップ漬けにでもしてみようと思っています。
ところで、昔から杏はお薬として珍重されている果物でした。
特に杏の種子である「仁」を取り出して乾燥した物は「杏仁(あんにん)」と呼ばれ、せき止め、解熱作用、利尿作用の薬効があると言われています。

昔の日本では杏のことを唐桃(からもも)と呼んでいました。
平安時代の文献などにもこの杏の記載がされていて、この頃はやはり食用としてよりも、薬用としてのみ活用されていたようです。
杏:三才図
和漢三才図より

「杏林」というと、よく薬局や医療系の学校の名前などに冠されていますが、この由来は中国古代の医者で董奉(とうほう)という方のエピソードに基づいています。
董奉先生は、今からだいたい2000年程前に活躍したとされる人物で、当時の人達から名医として崇められていました。
この董奉先生は人格的にも非常に優れた方で、貧しい人からは報酬を取ることをせず、無料で医術を施していたそうです。
そこで、人々は診療の報酬の代わりとして董奉先生の家の周りに杏の木を植えるようになり、やがてその家の周りは広大な林の如くなっていきました。
董奉先生は、杏の実がなると、今度はこれをまた薬として人・患者の為に捧げました。
この事から、「杏林」という言葉は人徳に長けた医師を、はたまた医療に携わる者の心持ちを表す言葉として、今日まで継承されています。

この逸話を思い浮かべる時、杏を食べる際は、とても厳かな気持ちになってしまいそうです。
ちなみに僕は杏露酒(シンルチュウ)というお酒が好きなのですが、フルティーな味わいで割合飲みやすく、気がつくと杯を重ねてしまい、折角の厳かな気持ちがほろ酔いと共についつい忘れがちになってしまいます。

天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


タイトル画像

2006.06.09(10:34) 103

梅雨入り間近となり、雨の季節が過ぎるともう夏はすぐそこまで・・・。
夏と言えば、やはり麦で出来た飲み物をついつい欲してしまう季節です。
それは麦茶しかり、ビールしかり、とにかくうだるような暑い日にはまさしく五臓六腑に染み渡るような思いでついつい度を超してしまうことも多いのではないでしょうか。

先日、餃子の話の時に麦のことに少し触れましたので、今回はその麦についての続き的な話をしようと思います。
一口に麦といっても小麦、大麦、ライ麦、エン麦などがあり、この内小麦はパンや麺類等の原料として、大麦は、ビール、麦茶、味噌やみりんの原料として使われています。
日本は稲作中心で、あまり麦に縁がないように思われがちですが、その歴史は古く、日本書紀や古事記の神話の中では、麦は女神の女陰から生じたものとして紹介されています。
というのは、麦の事でありますが、これはと言う字と足を表すと言う字が組み合わさったものであります。
は、麦の穂が大きく実って左右に張り出している様を表し、それに足がついているのは、麦の成長を抑え、根はりを良くする為に行われた麦踏みと言う作業から組み合わされたと考えられます。
大昔は、来が麦を表し、麦が来ると言う意味として使われていましたが、次第にその意味が混同し、今に至っているようです。
小麦の原産地は現在の中東と言われ、丁度アフガニスタンからイラクまでの一帯であります。
約1万5000年前には麦が栽培されていた痕跡があり、稲やトウモロコシと並ぶ世界の三大穀物として、昔から今に至るまで、人間の営みには欠かすことの出来ない重要な穀物として位置づけられています。
その麦が西方から中国にもたらされたのは紀元前2~3000年頃で、当時の社会にとって、多大な影響与えたことは間違いありません。
ですから、麦は天(西)から「やって来た」、恵みを与えてくれる穀物と言う認識が当時の人々の間にあり、つまりはそれが麦と書いて「やって来る」という意味に繋がったのかも知れません。

ちなみに、昔の麦というのは収穫効率が非常に悪かったらしく、一粒の種を蒔いて収穫される麦の実は3粒程度だったと言います。
それから、様々な品種改良や栽培の工夫がなされ、今では、ヨーロッパでは一粒の種から15~16、アメリカで20~25粒の収穫を得れるそうです。
日本においては、他の地域に比して非常に効率が良く、一粒の種から50粒を超える収穫を得ることが出来るそうです。

冒頭にも挙げましたが、ビールの美味しく感じる季節、ついつい飲み過ぎて二日酔いや夏バテがやって来ない様、節度を守って楽しく、美味しくビールを味わいたいですね。

天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


とりとめのない話
  1. え~、あの~(03/13)
  2. 惑星のはなし(09/13)
  3. 宇宙の日(09/12)
  4. あんず(07/05)
  5. (06/09)
次のページ
次のページ