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ざん鍼

2006.02.10(23:00) 69

先日、新しい鍼を購入しました。
ざん鍼

これは、“ざんしん”と言い、その中でもラッパ型と呼ばれるものです。
一般に鍼というと、針金のような形状をイメージするかと思います。
でも、鍼にも色々な種類があって、前にもお話しした事のある中国の最古の医学書、黄帝内経の中にも、その用途に応じた鍼の紹介が記載されています。
ちなみに“ざん”という字は、ちょっと難しい漢字で
ざん

こんな字を書きます。
この世界で困ることは、パソコンで入力するときに、変換できない字がたくさんあることです。
パッと見、訳のわからない字なのですが、この漢字の成り立ちはなかなかユニークなんです。
左側の金片は、治療器具の素材を現しています。
問題は右側のつくりでが、上の部分は両足を広げた兎を現していて、下の部分はその股の間に割り込んだ兎を表現しています。
つまり、これらの字をまとめると親うさぎの股の間に、子ウサギがもぐり込んだ状態となります。
そこからこの字は、割り込むと言ったような意味に通じてきます。
同じつくりを持つ漢字に讒という字があります。
讒言と言うと、これなども人の中傷を告げ口(割り込ませ)して、その関係を分裂させるような用語として知られています。
鍼の役割としても、気や熱の滞りなどに対して、皮膚の表層部分にこの鍼の先端をあてがい(割り込ませ)、それを取り除くというような場合に使用したりします。
いつも新しい鍼を買うと、子供がおもちゃを買って貰った時みたいに、年甲斐もなくウキウキとしてしまいます。
そんな時、ふと、世間の価値観と少しずれてきているのかな・・・???と感じてしまいます(笑)。
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


2006年02月10日
  1. ざん鍼(02/10)