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2006.06.09(10:34) 103

梅雨入り間近となり、雨の季節が過ぎるともう夏はすぐそこまで・・・。
夏と言えば、やはり麦で出来た飲み物をついつい欲してしまう季節です。
それは麦茶しかり、ビールしかり、とにかくうだるような暑い日にはまさしく五臓六腑に染み渡るような思いでついつい度を超してしまうことも多いのではないでしょうか。

先日、餃子の話の時に麦のことに少し触れましたので、今回はその麦についての続き的な話をしようと思います。
一口に麦といっても小麦、大麦、ライ麦、エン麦などがあり、この内小麦はパンや麺類等の原料として、大麦は、ビール、麦茶、味噌やみりんの原料として使われています。
日本は稲作中心で、あまり麦に縁がないように思われがちですが、その歴史は古く、日本書紀や古事記の神話の中では、麦は女神の女陰から生じたものとして紹介されています。
というのは、麦の事でありますが、これはと言う字と足を表すと言う字が組み合わさったものであります。
は、麦の穂が大きく実って左右に張り出している様を表し、それに足がついているのは、麦の成長を抑え、根はりを良くする為に行われた麦踏みと言う作業から組み合わされたと考えられます。
大昔は、来が麦を表し、麦が来ると言う意味として使われていましたが、次第にその意味が混同し、今に至っているようです。
小麦の原産地は現在の中東と言われ、丁度アフガニスタンからイラクまでの一帯であります。
約1万5000年前には麦が栽培されていた痕跡があり、稲やトウモロコシと並ぶ世界の三大穀物として、昔から今に至るまで、人間の営みには欠かすことの出来ない重要な穀物として位置づけられています。
その麦が西方から中国にもたらされたのは紀元前2~3000年頃で、当時の社会にとって、多大な影響与えたことは間違いありません。
ですから、麦は天(西)から「やって来た」、恵みを与えてくれる穀物と言う認識が当時の人々の間にあり、つまりはそれが麦と書いて「やって来る」という意味に繋がったのかも知れません。

ちなみに、昔の麦というのは収穫効率が非常に悪かったらしく、一粒の種を蒔いて収穫される麦の実は3粒程度だったと言います。
それから、様々な品種改良や栽培の工夫がなされ、今では、ヨーロッパでは一粒の種から15~16、アメリカで20~25粒の収穫を得れるそうです。
日本においては、他の地域に比して非常に効率が良く、一粒の種から50粒を超える収穫を得ることが出来るそうです。

冒頭にも挙げましたが、ビールの美味しく感じる季節、ついつい飲み過ぎて二日酔いや夏バテがやって来ない様、節度を守って楽しく、美味しくビールを味わいたいですね。
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


2006年06月09日
  1. (06/09)