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2007'01.24 (Wed)

磯の鮑の片思い

奥尻島に住まわれている先輩にを送って頂きました。
鮑

が使われる諺に“磯のの片思い”がありますが、これはの殻が一枚しかないことから、本来の二枚貝のように合わさる貝がなく、片思いが連想されることから言われています。
またアワビの名前の由来には、「逢わぬ身」から「あはび」と言う名称になったと言う説もあります。
しかし、はハマグリやサザエなどと同じ巻き貝の一種で、その巻き方がゆるくて平たい形状をしているだけなんだそうです。

は、古来から日本人の間では食べられていた食材であり、かの徐福が秦の始皇帝に不老不死の仙薬を探しに命じられた折、日本の地に不死の薬アワビなるものがあるというと言うことで船をこぎ出して探しにでたとも言われています。
もともと海の幸に恵まれていた日本では、採れたを神様への贈り物としてお供えしていました。
今でも贈り物に熨斗をつけたりしますが、この「熨斗」というのも本来は「熨斗(のしあわび)」からきています。
をかつら剥きにして、それを伸ばして干したものが「熨斗」でした。
こうして作られたは保存が効き、栄養価も高かった為、戦場での食料としても珍重されていました。
また「敵をのす」とか伸ばされた形状が「延命」に繋がると、次第にお祝い事に贈られるようになったそうです。
と言うことで、熨斗は本来は生ものなので、贈答の品が生ものであれば、生ものが重なると言うことで熨斗はつけることはないそうです。

今年思いがけず舞い降りた幸運に感謝しつつ、このをどうやって食べようか、色々と思いを巡らせております。

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2007'01.17 (Wed)

初詣

最近、山本一力著作「梅咲きぬ」という本を読みました。
江戸時代、深川を舞台にした町人の生活が活き活きと描かれた物語です。
去年読んだ本の中で、最も一押しの本です。
この小説を読み、一度深川という場所に行ってみたいなと思い、今年の初詣は、深川(門前仲町)にある冨岡八幡宮に行って参りました。
冨岡八幡宮

御輿

鳥居をくぐり、参道を歩いていくと、その途中に立派な御輿が納めてありました。
小説の中の秀弥さんも、こんな御輿を担いでいたのでしょうか。
粋ですね〜!

八幡宮本尊

この日(1月7日)は、澄み渡るような快晴で、参拝の方が大勢訪れていました。


僕は、初詣に行くと必ずおみくじを引いてしまいます。
今まで知らなかったのですが、おみくじを引くのでも作法というのがあるのだそうです。
★初詣必読⇒これが正しいおみくじ作法だ!トリビア満載!
おみくじを漢字で書くと“御神籤”となりますが、これが仏に関係のあるお寺では“御仏籤”となります。
さらに語源を辿っていくと、“籤(くじ)”を丁寧な言い回しで“御籤(みくじ)”とした所に、更に丁寧を重ねて“御御籤(おみくじ)”となったとも言われています。

さて、気になるおみくじの結果は
末吉

末吉でした。
「健康の胃の腑は最良の調味料なり」
ごもっともです。

と有難いお言葉を頂いたにもかかわらず、空腹には勝てず、深川丼を頂いて冨岡八幡宮をあとにしました。
深川丼

深川丼は、隅田川河口付近でアサリがとれたので、もともとは地元の漁師がアサリの入ったみそ汁をご飯の上にぶっかけて食べていたのだそうです。
深川飯と言うと、アサリを炊きあげたもので、よく深川丼と混同されることがありますが、厳密には違うそうです。
下町風情を思う存分味えた半日でした。

タグ : 冨岡八幡宮 おみくじ

18:32  |  日記  |  TB(2)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2007'01.16 (Tue)

禁酒の日

今日1月16日は「禁酒の日」なんだそうです。
お酒

これは1920年にアメリカで禁酒法なる法律が施行されたことに由来するそうです。
ちなみに、以前このブログをご覧頂いた方に、「何かとお酒の話題が多いですね。」と言われたことがありました。
言われてみると、確かにお酒の話題が多いような気がします。
僕自身はそれほど飲んべえと言うわけではなく、飲んでも少量ですぐ顔が赤くなり、途中からもの凄い眠気に襲われてしまいます。
ただ、お酒を飲む事自体は嫌いではないので、人に「お酒はいける口ですか?」なんて問われれば、いつも「嗜む程度に・・・。」とお答えするようにしています。

しかし、僕の周りにいるお酒大好き人間からしたら、冒頭に挙げた「禁酒法」なんて法律が制定された日には、まさしく拷問を強いられている様な心境に陥ってしまうのではないでしょうか
実際、この法律が施行された当時のアメリカでは、密造酒の横流しやそれに絡むギャングなどが暗躍したとされています。
昔から、「酒は百薬の長」なんて言われ、実際に昔の人は洋の東西を問わず、薬として用いていました。
それが適量であれば、気血の流れを潤沢にしまさしく健康を保つ薬としての一面を持つ反面、行き過ぎた飲酒は個人の健康を害するだけでなく、時として国家をも滅亡へと導く引き金となることもありました。
中国古代王国の殷(商)では、暴君として名高い紂王が、酒で満たされた池を造り、大量の肉を吊してそれを林として見立て、夜通しどんちゃん騒ぎをしたという逸話があります。
この模様を「酒池肉林」と言いますが、このような贅沢三昧が当時の人々の反感を買い、やがて殷(商)は倒さる事となったのです。
ちなみに、この時国を追われた殷(商)の人々は、その後も定住の地を得ることが出来ず、行商を生業にして生活の糧を得ていた為、そのまま今の「商人」の由来ともなったとされています。

お酒にまつわる教訓は我々鍼灸師の教科書とも言える古典の中にも記されています。
黄帝内経素問の上古天真論という教えの中で
「上古之人、其知道者、法於陰陽、和於術数、食飲有節、起居有常、不妄作労。故能形与神倶、而尽終其天年、度百歳乃去。今時之人不然也。以酒為漿、以妄為常、酔以入房、以欲竭其精、以耗其真。」
簡単に要約すると、
「昔の人はよく養生をふまえ、規則正しい飲食、節度ある労働を心懸けていたので、心身ともに健康であり百歳までその天寿を全うすることが出来ました。それに引き替え今時の人は、酒を水のように貪り飲んで、度を越した性生活によって、その生命力をドンドンと消耗させています。」
とあります。

何千年も前に言われていたことですが、これはそのまま今の我々にも通ずる教訓であります。
僕にとっての禁酒の日は、普段の生活を顧みて、節度ある飲酒を心懸ける一つのきっかけにしたいと思います。

タグ : 禁酒の日 黄帝内経

23:52  |  東洋医学  |  TB(1)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007'01.15 (Mon)

門松

2007年もあけ、今日はもう15日、小正月となってしまいました。
年明けは何かとバタバタと慌ただしく、これまでブログの更新が滞ってしまっておりましたが、これまでの書きためた分を少しずつ、アップしていこうと思っております。
今年もよろしくお願いいたします。

皆さんはお正月に門松を飾りますか?
門松

門松というと真ん中にドーンと竹を斜めに割ったものがあって、その周りを松が取り囲んでいるものという風にイメージされるかと思います。

最近読んだ本に
蝶々はなぜ菜の葉にとまるのか」稲垣栄洋著/三上治絵 草思社 定価1400円
というものがあります。
この中で、門松というのに、なぜ竹を飾るのかという項目があって、そこに現在の門松の由来となったとされる逸話が書かれていました。
松は針葉樹で、一年中その色が褪せることなく青々としているところから、古来中国ではおめでたい植物とされていました。
それを正月飾りとして飾るようになったのが門松の始まりだったそうです。

それが今のように、竹を松で囲んで飾るようになったのは戦国時代からなのだそうです。
本文からそのまま引用しますと

徳川家康が三方原の戦いで武田信玄に敗れた後のことである。新年の挨拶に武田方から「松枯れて竹たぐひなきあしたかな」という句が徳川方へ届けられたという。つまり、松平家(徳川家康の旧姓)のマツが枯れて、武田家のタケが栄えるというのである。これを徳川の家臣・酒井忠次が機転をきかせて濁点のつけかたを変え、「松枯れで(松は枯れず)竹だくびなき(武田首なき)明日かな」と読み上げた。そして、武田家への戦勝祈願を込めて、頭を切り落としたタケ(武田)をマツ(松平)で包囲して、門松として飾ったという。やがて縁起をかついだこのマツは、家康が将軍になった後も続けられ、武家に広まったという。


なるほど、竹が斜めに切られているのはこうした由来があるとされているからなんですね〜。
そう考えると、タケが首を取られた様を現しているのなら、何だか正月早々物騒なものを飾っている事になりますね〜。
もし武田が天下を取っているようだったら、それこそ切られていない竹がお正月に飾られていたなんて事もあったかも知れませんね〜。

タグ : 蝶々はなぜ菜の葉にとまるのか

22:20  |  読書  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007'01.01 (Mon)

2007年 初日の出

初日の出

今年は初日の出を拝むことが出来ました。
2007年が皆様にとりまして良き一年になりますようお祈り申し上げます。
22:24  |  日記  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑
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