天長地久
健康・東洋医学・日々の雑感など徒然と・・・<はりきゅう恵樹堂公式ブログ>
2007'03.31 (Sat)
なくて七癖
人間誰でも何らかの癖というのがあるかと思うのですが、僕も最近になって、自分で無意識の内にやっていた癖を発見
しました!
僕は、治療する時はいつも左胸のポケットに

このような、バネホルダーをつけていています。
治療中は、鍼をする前後で、手首の脉を診たり、お腹の皮膚のハリ艶を確認したりするので、鍼を手にしていると片方の手が塞がってしまい、何かと不便になってしまいます。
そこで、一時使用しない鍼を、この左胸につけたバネホルダーに挟むことで、左右の手が自由に使えるようにしているわけです。

僕の七つ道具に挙げてもいい、このバネホルダーは、治療には欠かせない物の一つで、大変重宝しています。
今使っているバネホルダーは、かれこれ5年は使っているのですが、いつの頃からか、手持ちぶさたの時はいつもこのバネホルダーのバネを人差し指でなでるという癖が身に付いてしまいました。
普段着でいる時も、ついつい左胸に手が伸びてしまい、ハタッとバネホルダーがないことに気づかされることが度々あります。
特に鍼の勉強会に出席して、このバネホルダーをつけない状態で実技を行った時、使用した鍼を思わず左胸に持っていってしまうのですが、無いバネホルダーを探して軽くパニックになることもあります。(笑)
鍼灸師でなければ、あまりピンと来ない話ですが、このバネホルダーは素晴らしい発明品だと思っています。
しました!僕は、治療する時はいつも左胸のポケットに

このような、バネホルダーをつけていています。
治療中は、鍼をする前後で、手首の脉を診たり、お腹の皮膚のハリ艶を確認したりするので、鍼を手にしていると片方の手が塞がってしまい、何かと不便になってしまいます。
そこで、一時使用しない鍼を、この左胸につけたバネホルダーに挟むことで、左右の手が自由に使えるようにしているわけです。

僕の七つ道具に挙げてもいい、このバネホルダーは、治療には欠かせない物の一つで、大変重宝しています。
今使っているバネホルダーは、かれこれ5年は使っているのですが、いつの頃からか、手持ちぶさたの時はいつもこのバネホルダーのバネを人差し指でなでるという癖が身に付いてしまいました。
普段着でいる時も、ついつい左胸に手が伸びてしまい、ハタッとバネホルダーがないことに気づかされることが度々あります。
特に鍼の勉強会に出席して、このバネホルダーをつけない状態で実技を行った時、使用した鍼を思わず左胸に持っていってしまうのですが、無いバネホルダーを探して軽くパニックになることもあります。(笑)
鍼灸師でなければ、あまりピンと来ない話ですが、このバネホルダーは素晴らしい発明品だと思っています。
2007'03.30 (Fri)
苦爪楽髪
苦爪楽髪(くつめらくかみ)
人間、苦労している時は爪の伸びが早くなり、楽していると髪の伸びが早いという意味があります。
「爪に火をともす」なんて言うと、苦労しながら倹約に努める様を連想しますが、そんな所からも何となく苦労と爪が結びつくような気がします。

我々が人の身体を見る時も、この爪の状態に関しては注意深く観察しています。
ことわざにあるように、ただ伸びるのが早いかどうかだけを診るだけでなく、爪の色・形・厚さ、半月の状態、爪の面に縦筋や横筋が入っていないか等、爪一つとってもその診所は多岐に渡ります。
爪は所謂、皮膚の角質が変化して堅くなった組織ですが、東洋医学で考えるところの爪というのは、血の余りによって形作られているとされているので、爪の生育状態によって、体の気血の充実度というのを図り知ることが出来るわけです。
とりわけ、爪は五臓六腑の肝という蔵が密接に関係していて、この肝の状態に応じて爪にも変化が生じて来るという間柄にあります。
この肝は、他にも体の筋や眼、感情面では怒といったものを統括していると言うことで、冒頭のことわざの如く、苦労すると爪が伸びると言うのは、肝が働きすぎる(筋を使うような重労働、眼を酷使するような仕事、あるいは怒りを抑える≒ストレスをため込む)ことによって、爪の生育が促進されてしまったという風に考えられるわけです。
ちなみに髪の毛は、腎という蔵府に深く関連する器官で、この腎は両親から受け継いだ命の源(先天の気)を納める部分で、楽をすればこの先天の気を消耗することがないので、必然的に腎に余力ができ、発毛を促進する事になります。
蛇足ですが、よくエッチな人は髪の毛が伸びるのが早いなんて言われたりしますが、腎という蔵府は生殖にあずかる器官でもあり、性欲が旺盛であれば腎もよく働かされるので、それが髪の毛をドンドンと生やしていくと言うことにつながっていくのだと思います。
東洋医学的に考えれば、あながち根拠がないというものでもなさそうですが・・・・・。
人間、苦労している時は爪の伸びが早くなり、楽していると髪の伸びが早いという意味があります。
「爪に火をともす」なんて言うと、苦労しながら倹約に努める様を連想しますが、そんな所からも何となく苦労と爪が結びつくような気がします。

我々が人の身体を見る時も、この爪の状態に関しては注意深く観察しています。
ことわざにあるように、ただ伸びるのが早いかどうかだけを診るだけでなく、爪の色・形・厚さ、半月の状態、爪の面に縦筋や横筋が入っていないか等、爪一つとってもその診所は多岐に渡ります。
爪は所謂、皮膚の角質が変化して堅くなった組織ですが、東洋医学で考えるところの爪というのは、血の余りによって形作られているとされているので、爪の生育状態によって、体の気血の充実度というのを図り知ることが出来るわけです。
とりわけ、爪は五臓六腑の肝という蔵が密接に関係していて、この肝の状態に応じて爪にも変化が生じて来るという間柄にあります。
この肝は、他にも体の筋や眼、感情面では怒といったものを統括していると言うことで、冒頭のことわざの如く、苦労すると爪が伸びると言うのは、肝が働きすぎる(筋を使うような重労働、眼を酷使するような仕事、あるいは怒りを抑える≒ストレスをため込む)ことによって、爪の生育が促進されてしまったという風に考えられるわけです。
ちなみに髪の毛は、腎という蔵府に深く関連する器官で、この腎は両親から受け継いだ命の源(先天の気)を納める部分で、楽をすればこの先天の気を消耗することがないので、必然的に腎に余力ができ、発毛を促進する事になります。
蛇足ですが、よくエッチな人は髪の毛が伸びるのが早いなんて言われたりしますが、腎という蔵府は生殖にあずかる器官でもあり、性欲が旺盛であれば腎もよく働かされるので、それが髪の毛をドンドンと生やしていくと言うことにつながっていくのだと思います。
東洋医学的に考えれば、あながち根拠がないというものでもなさそうですが・・・・・。
2007'03.12 (Mon)
春と腹部膨満感
春は出会いと別れの季節とも言われています。
卒業式や入学式、はたまた会社では移動や新入社員を迎え、ガラッと環境が変わる季節でもあります。
必然的に職場の歓送迎会での暴飲暴食がたたり、季節の始まりからお腹の調子を崩すなんて言う方も多いかと思います。
そんな時は総じて、お腹が張って苦しいとか、何となくみぞおちの辺りが気になって仕方がない等と訴えるようになります。
それを腹部膨満感だとか、あるいは腹部不快感と言うように表現されますが、これは先に述べた如く、何も暴飲暴食によってのみ起こるだけではありません。
例えば精神的なストレスを受けたり、ドッと疲労感を感じたような時、はたまた女性であれば生理前後等にもこういった症状を来すことがあります。
治療をしていると、潜在的にこうした症状をお感じの方は意外に多いなぁと言う印象があります。
大概の方はそれら膨満感が我慢できない症状でもないし、その内良くなるだろうと言うことで、特に治療をするでもなく、場合によっては市販の胃薬などでしのぐという方法をとっておられるようです。
中には病院に行ってみたが、検査を受けても特に異常は見られないとのことで、何も治療はしないで帰ってきたという方もいらっしゃるかと思います。
実際に検査をして何らかの原因・異常があれば、それなりに処置の施しようもあるかもしれませんが、前述したように、この腹部膨満感・不快感という症状においては、何ら異常を認めないというケースも多く、そうなると、なかなか治療の施しようがないという症状でもあります。
東洋医学では、このようなお腹にまつわる膨満感、不快感を総称して「心下満(しんかまん)」と呼んでいます。
字が現すとおり、心下(心臓の下)あたりが張り満ちて悶々となるような様を指し、急性の腹痛や体の様々な苦痛に耐えようとみぞおち辺りにグッと力が入っているような症状なども、この心下満の範疇に入ります。
原因としては、消化器系の仕事にあずかる脾・胃の弱りや、ストレスなどによって影響を受けやすい肝・胆と言った蔵府に問題が生じています。
特に春先は、この肝・胆という蔵府が亢進しやすい季節でもあり、肝・胆と拮抗関係にある脾・胃を抑えることによって、この時期、心下満という症状をきたし易くもあります。
抑えようもない怒りをグッとこらえる様な時を「腹にすえかねる」とも言いますが、兎角心理的なストレスといったものは、お腹に直接影響します。
さらに東洋医学では、みぞおちからお臍くらいまでを中焦と言って、食べた物を吸収し、それを栄養として全身に巡らすという重要な役割を担う部分でもあります。
この部分が上手く働かないと、疲労感が抜けなくなったり、集中力が持続しない、気持ちが沈鬱になると言ったような様々な症状にも派生することとなります。
こう言った心下満という症状に対しては、鍼灸治療が得意とする症状であります。
何か事をはじめるには「腹の据わった」状態で臨むことが肝腎です。
心下満で「腹にすえかねる」状態とならぬよう、春のさわやかな陽気のようにお腹をリフレッシュしましょう!
蛇足ですが、
我々鍼灸師の仲間内では、お腹の膨満感を感じるような時は、「今日は朝から心下満だ。
」なんて言う会話を普段からしています。
こういうのを業界用語というのでしょうか?(笑)
卒業式や入学式、はたまた会社では移動や新入社員を迎え、ガラッと環境が変わる季節でもあります。
必然的に職場の歓送迎会での暴飲暴食がたたり、季節の始まりからお腹の調子を崩すなんて言う方も多いかと思います。
そんな時は総じて、お腹が張って苦しいとか、何となくみぞおちの辺りが気になって仕方がない等と訴えるようになります。
それを腹部膨満感だとか、あるいは腹部不快感と言うように表現されますが、これは先に述べた如く、何も暴飲暴食によってのみ起こるだけではありません。
例えば精神的なストレスを受けたり、ドッと疲労感を感じたような時、はたまた女性であれば生理前後等にもこういった症状を来すことがあります。
治療をしていると、潜在的にこうした症状をお感じの方は意外に多いなぁと言う印象があります。
大概の方はそれら膨満感が我慢できない症状でもないし、その内良くなるだろうと言うことで、特に治療をするでもなく、場合によっては市販の胃薬などでしのぐという方法をとっておられるようです。
中には病院に行ってみたが、検査を受けても特に異常は見られないとのことで、何も治療はしないで帰ってきたという方もいらっしゃるかと思います。
実際に検査をして何らかの原因・異常があれば、それなりに処置の施しようもあるかもしれませんが、前述したように、この腹部膨満感・不快感という症状においては、何ら異常を認めないというケースも多く、そうなると、なかなか治療の施しようがないという症状でもあります。
東洋医学では、このようなお腹にまつわる膨満感、不快感を総称して「心下満(しんかまん)」と呼んでいます。
字が現すとおり、心下(心臓の下)あたりが張り満ちて悶々となるような様を指し、急性の腹痛や体の様々な苦痛に耐えようとみぞおち辺りにグッと力が入っているような症状なども、この心下満の範疇に入ります。
原因としては、消化器系の仕事にあずかる脾・胃の弱りや、ストレスなどによって影響を受けやすい肝・胆と言った蔵府に問題が生じています。
特に春先は、この肝・胆という蔵府が亢進しやすい季節でもあり、肝・胆と拮抗関係にある脾・胃を抑えることによって、この時期、心下満という症状をきたし易くもあります。
抑えようもない怒りをグッとこらえる様な時を「腹にすえかねる」とも言いますが、兎角心理的なストレスといったものは、お腹に直接影響します。
さらに東洋医学では、みぞおちからお臍くらいまでを中焦と言って、食べた物を吸収し、それを栄養として全身に巡らすという重要な役割を担う部分でもあります。
この部分が上手く働かないと、疲労感が抜けなくなったり、集中力が持続しない、気持ちが沈鬱になると言ったような様々な症状にも派生することとなります。
こう言った心下満という症状に対しては、鍼灸治療が得意とする症状であります。
何か事をはじめるには「腹の据わった」状態で臨むことが肝腎です。
心下満で「腹にすえかねる」状態とならぬよう、春のさわやかな陽気のようにお腹をリフレッシュしましょう!
蛇足ですが、
我々鍼灸師の仲間内では、お腹の膨満感を感じるような時は、「今日は朝から心下満だ。
」なんて言う会話を普段からしています。こういうのを業界用語というのでしょうか?(笑)
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