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絵画

2008.09.05(21:40) 244

今日、来院されていた方から素敵なカードを頂きました。
カード
ご自身の描かれた絵が入選されたと言うことで、わざわざお持ち下さったのです。
この作品を手がけておられる頃に、こちらに施術に通って頂いてまして、お身体の様子や色々とお話を伺っていましたので、作品を一つ仕上げるというのは大変なことなのだなあと肌で感じたものでした。
その時の大作を、僕もこうして拝見することが出来、感激もひとしおです

自分のイメージをキャンパスに表現できると言うのは素晴らしいことですね。
僕は絵を鑑賞するのも、描いたりするのも好きです。(上手いかどうかは別として・・・)
時々、押入から絵の具やクーピーやらを引っ張り出して、無性に創作意欲に駆り立てることがあるのですが、大概押入からそれらを探し出すのに辟易して、すぐに立ち消えてしまうような意欲なのですが・・・。

例えば、出かけた先で綺麗な風景に出会ったりした時など、絵心の一つでもあればちょっとスケッチなんてことが出来たらどんなに良いかと思うこともあります。
絵と言うのは、自分の感動したもの、感覚、感情を自分の思うがままに自由に表現できる所に楽しさがあるのではないかと思います。

これとは逆に、僕は過去に、絵を描くのが心底つらいと思うようなお絵かきの時間を体験したことがあります。

それは鍼灸の学校に通っていた頃のお話です。
学校のカリキュラムでは鍼灸、東洋医学にまつわるものだけでなく、現代医学や医事法学など様々な分野の授業があります。
その内、解剖学は人体の構造を知る上で、必要不可欠な単位になります。
学生の一年時から、この解剖学はかなりの時間を割いて、みっちりと勉強するようになります。
筋肉の構造から、神経の分布・作用、内臓諸器官の生理、構造など人の身体を扱う職種だけに何一つ疎かにすることは出来ません。
これらのことを授業で事細かに教わり、次の段階として、実際に様々な器官の標本を見てスケッチをしていきます。
このスケッチというのがかなりの曲者でして、特に内臓諸器官の標本を顕微鏡ごしにスケッチしていくという作業は、相当な根気と集中力を要すものでした。
しかもただ描けばよいと言うものではなく、そこにはその標本の特徴や求める必要な所見が描かれていなければ、どんなに上手描けたとしても減点されていきます。
下手すると昼からの実習なのに、終わる頃には外はもう真っ暗になっていて、果たしてどれくらいの間、実習室に籠もっていたのだろうという様な日が続いたことがありました。
長時間細かい所見を追っていると、集中力が切れて、いつの間にか自分が顕微鏡のどこを見ていたのか、果たして今何を描いているのかを見失ってしまうこともありました。
そんな時は、少し誤魔化そうと創作を加えると、教授の目は決して騙されず、キッチリその部分は減点されていたものでした。
冒頭にお話ししたように、絵を描くのは割と好きな方でしたが、あの実習の後しばらくは色鉛筆は触りたくありませんでした。

最近は、そのトラウマも薄れ、改めて頂いたカードの絵を見ると、今度こそ押入から絵画道具一式を引っ張り出して、絵の一つでも描いてみようかなどと言う気が沸々と湧き起こってきています。
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


2008年09月05日
  1. 絵画(09/05)