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体外受精の成功のカギは「ストレス軽減」=米研究

2009.10.21(21:59) 347

[ワシントン 19日 ロイター] 妊娠を望む女性に向けられる、悩まずにリラックスすることが大切だという昔ながらのアドバイスは、実際に効果的であることが、米国生殖医学会(ASRM)の会合で19日発表された研究で明らかになった。 

 ボストンで不妊治療センターを経営し、ハーバード・メディカルスクールにも勤務するアリス・ドーマー氏らは、無作為に選んだ患者97人に、体外受精に取り組みながら、精神と肉体の両面からストレスを軽減させる10回のセッションに参加するよう指示。これらの患者のうち、1回目の体外受精に成功した割合は、セッションを受けなかった患者と変わらず43%だったが、1回目で成功せず2回目の体外受精に成功した人の割合は、セッションを受けた人が52%だったのに対し、セッションを受けなかった人は20%と大きな差が出たという。



近年になって、高度に発達した不妊治療の分野ですが、最終的にはそれを受ける人の心身の健康状態が重要になってきます。
兎角、不妊治療に際しては、肉体的な負担、精神的なプレッシャーも大変強いものです。
実際、不妊治療で当院に通われる方も、心身共に大きなダメージを抱えていらっしゃる方が沢山お見えです。

特に精神的な変動として、もし治療が上手くいかなかったらと危惧する恐怖心やこれから受ける治療に対する不安感、様々な原因がすべて自分のせいだと思い悩んでしまったり、途方もない絶望感に苛まれている方など、病院で受ける不妊治療は主に物理的なアプローチが主体でこうした精神的なアプローチが乏しい気がします。
こうした精神的な負担は、心身が同一のものと考える東洋医学からすると、五臓六腑に多大な悪影響を及ぼしてしまいます。
不妊症に多く見られるのが「腎」という蔵府の弱りで、「腎」という蔵府はもともと両親から受け継いだ生命力を宿している蔵府でして、その働きとしては生殖に関わる精を宿す部分でもあります。
この腎の働きによって男女の精が作られ、そのお互いの精が合体すると受精し、その精が胎児の精となります。
また胎児は母胎の中で育まれ、出産の日を迎えるのですが、胎児がお腹の中にいる間は、母体のもつ腎の力が大きく作用しています。
この「腎」が、健全に働くならば、全身に精力を漲らせ、根気やねばり強さを生み出していくことになるのですが、恐れや驚きといった精神的な負担によって消耗しやすいと言う弱点があります。
不妊治療を受ける方に、このような精神的負担が過度に働いてしまえば、それは「腎」という妊娠で最も重要な蔵府を消耗することになってしまいます。

鍼灸で妊娠しやすい身体の土台作りを行いながら、西洋医学の治療を併用することでより効果的な治療効果も期待できます。

まずは、自分の精神状態や健康状態のレベルを引き上げることが大切です。
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


2009年10月
  1. 体外受精の成功のカギは「ストレス軽減」=米研究(10/21)
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