FC2ブログ

タイトル画像

アメルスフォールトday3

2018.10.17(22:48) 772

この日の朝は、いよいよ皆さんお待ちかね??のアメルスフォールト・ケイ(丸石)へ繰り出す事にしました!
前日のお腹の膨満感がどうなっているか心配でしたが、この朝は念願の石を見に行くと言う事で、膨満感も吹っ飛び、朝4時頃より目が覚めてしまいました。
果たしてこのブログをこれから読まれようと考えている方にとって、どれだけの需要のある話題なのか疑わしい所ですが、最後までおつき合いくだされば幸いです。
事前にオランダ支部の方から、アメルスフォールト・ケイについての情報収集を試みましたが、皆さん丸石については全く知らないようでした。
あまりメジャーではないようで、その石の所在がすぐに分かるかどうか心配でしたが、日本での下調べによると、アメルスフォールト市街の外堀にあたる道沿いに設置してあるとの事。
方向音痴の僕ではありますが、外堀を一周くるりと回る位ならさすがに道に迷う事は無いだろうと踏んで、鼻息荒くホテルから出発しました!

旧市街を取り囲む大通りに沿って走り出すと、果たして前方に大きな塊が目に飛び込んできました。
この石こそ、アメルスフォールトの別名ケイスタードの由来となった、アメルスフォールトケイです!
IMG_1728_20181011232033022.jpg

この石の由来がなかなか面白くて

アメルスフォールトのあだ名、ケイスタード(丸石の市)は、9トンある丸石アメルスフォールトセ・ケイ(Amersfoortse Kei)に由来する。この石は、1661年にソーストの荒れ野から、2人の土地所有者の間の賭のために400人の人々が引きずって市へ持ち込んだという。勝者には誰でもビールとプレッツェルがもらえるというので、人々は褒美をもらった。他の近郊の町は、アメルスフォールトの人々をあだ名でケイフーフト(Keihoofd、石頭)と呼んだ。この話が住民を当惑させ、彼らは丸石を市内に埋めた。しかし、1903年になって埋めた丸石が再発見され、記念物として据えられた。 
                                       wikipediaより引用


本来なら荒野に転がるただの大きな丸石だったこの石が、ひょんな事でここに運ばれ、一度埋められはしたものの、再び掘り起こされて日の目を見るに至ったと言うエピソードを、そのまま擬人化すれば、何か物語の一篇でも編めてしまいそうです。
オランダは、その土地の大半が灌漑によって広げられた国なので、この様な大きい自然石に出くわす事は珍しいそうです。
講習会の成功祈念と僕がこの地にやってきたというマーキングを兼ねて、360度にわたりアメルスフォールトケイをベタベタと一心不乱に触りまくっていた僕。
前日に引き続き、朝から怪しい異邦人の出没となってしまいました。

アルメルスフォールトケイから続く遊歩道は、丁度城壁に沿って整備されていてました。
もう少し明るくなってくれば、この遊歩道はきっと最高のジョギングコースになりそうです。
IMG_1731.jpg

するとこの遊歩道の道すがら、沢山の巨石が点在しているのですが、これらは総てこの街がケイスタード(丸石の市)と呼ばれていた事に因んで、ヨーロッパの各都市からプレゼントされたものなんだそうです。
僕の様な石好きにとりましては、沢山の巨石がジョギングコースに並んでいると言う事だけで、まるでボーナスステージに来た様な気分です。

IMG_1732.jpg

IMG_1733.jpg

IMG_1734.jpg

IMG_1735.jpg

IMG_1736.jpg

IMG_1739.jpg

IMG_1738.jpg

IMG_1740.jpg

IMG_1741.jpg

一つ一つの石には、その来歴を記したと思しきレリーフが設置されていたのですが、オランダ語で書かれているようで、悲しいかなさっぱり解読できませんでした。
それぞれの石にはどんな物語があったのでしょうか?
とても気になる所です。
薄闇の中で見る石は、明るい時に見るよりもむしろ存在感が増して、能弁に何かを語りかけてくるようです。
石を一つ見かける毎に、足を止められてしまうので、たかだか4〜500mの距離なのにとても時間がかかってしまいました。
石のオブジェが途切れた所で、水門に出くわしました。
Monnikendamと呼ばれる水門で、1480年に完成したものだそうです。
下からの明かりに照らされて、闇の中からポッカリ浮かび上がっているようで、幻想的な佇まいでした。
IMG_1743.jpg

アメルスフォールトの街の至る所で見かけるラウンドアバウト。
日本では、その存在自体がまだ珍しいですが、この街ではこうしたラウンドアバウトの交差点を利用する事で、とても機能的に道路が整備されている様に思います。
中央にある馬のオブジェがまた美術館の野外展示物みたいで、街歩きをより一層楽しませてくれます。
IMG_1747.jpg

昔の趣がそのまま残る城壁の周囲に遊歩道が設置されています。
要所に見張り台みたいな箇所があって、そんなものを見てしまったら、一人勝手に、「見張りの番に見つからない様に夜襲をかける兵隊の気持ち」で盛上がってしまいました。
IMG_1746.jpg

街は、相変わらず静まり返って、人っこ一人すれ違う事はありませんでした。
きっと脳内で変なスイッチが入っても、歯止めがきかなくなってしまったのだと、冷静になった今、自分のテンションの高さを俯瞰して考える事ができます。
IMG_1745.jpg

しばらく進むと、城壁の切れ間に出くわしました。
城壁の厚みはおおよそ4〜50センチ程で、それ程分厚いものではないようです。
しかし、煉瓦を積んでこれだけの距離を築いたのですから、そこには相当な労力と時間が費やされたのでしょうね。
IMG_1749.jpg

IMG_1750.jpg

返す返す、これが青空の下で走れたらと思ってしまう程、爽快感を得られそうな素晴らしいジョギングコースです。
自宅周りの坂道ばかりの道路と違って、どこを走っても平坦で走りやすく、足の疲れもほとんど感じる事はありません。
IMG_1752.jpg

外堀の遊歩道から少し寄り道して、街の中へ立寄ってみました。
皆さんまだ寝静まっているようで、物音一つ聞こえず、ただ煉瓦の道に、自分の走る足音だけが響き渡ります。
IMG_1753.jpg

石を見て回ったり、城壁の遊歩道をゆっくり走ったりと、距離の割には随分と時間が掛かりましたが、ようやく前日の朝訪れたコッペルフルートまでやってきました。
この頃になって、漆黒の暗闇だった空が、やや薄墨の明るさを帯びてくる様になりました。
IMG_1759.jpg

amersfoot2.png

まだまだ走りたい所でしたが、講習会の準備もあるので、ホテルへと戻る事に。
この日の朝食は、前日にうっかり取り忘れていた野菜を盛り、量も控えめに。
再三にわたる食べ過ぎの教訓を、ここにきてようやく活かせるようになりました。
IMG_1762.jpg

腹ごしらえも済み、いよいよ海外特別講習会へと向かいます。
朝のジョギング時には何とか持ちこたえていたお天気も、会場へと向かう頃には、小雨が降り出し、かなり肌寒く感じました。
でも会場に着くと、そこには100名近い受講生の方がいらして、熱気ムンムン!
前日下見で訪れた時には、閑散として広々と感じた教室も、すし詰め状態となっていました。
IMG_1763.jpg

午前中は通訳を交えた講義、午後からは実技。
濃密なスケジュールで目まぐるしく講習会が進む中、無我夢中で講師を勤めるうちに、あっという間に時間が過ぎて行きました。
ご一緒した先生も、仕舞いにはご自分の日本語の発音までが、英語のイントネーションになってしまい、通訳の人が大受けしてしまうという一幕も。
IMG_1765.jpg

そんなタイトな予定の中にあって、昼食の時間が長く取って頂いているのは、本当に助かりました!
前日と同じ、会場に併設されているカフェでの昼食。
移動の手間を考え、講習会中は、このカフェで昼食を取る事となりました。
IMG_1775_20181016232136ca5.jpg

この日の昼食は、ハムサンドを注文しました。
日本で食べる三角形のサンドイッチが出てくると予想していたら、ハード系のパンの上にハムを重ねたものが出てきました。
これをナイフとフォークを使って食べるのです。
日本のパンの様にフワフワ食感のパンはなくて、こちらでは大体が堅いパンなのですが、噛めば噛む程味わいがあり、またスープ等に浸して食べるたりすると相性抜群です。
前日の事もあり、この講習会中は食後のデザートは食べない!と強く心に誓っております。
IMG_1776.jpg

兎にも角にも、怒濤の様な初日の講習会が無事終わりました。
講習会そのものの疲れもありましたが、海外の方とコミュニケーションを取る際に、こんな時にどんな単語を使えばいいのか?と頭の中の引き出しをあちこち開けまくって、自分の知る少ない単語を無理矢理引っ張りだそうとした為に、頭の方もオーバーヒート気味になってしまいました。
そんな熱を冷ます為に、ホテルのラウンジで気付のビールを頂きました。
アメルスフォールトの地ビールだそうで、仄かな柑橘系の香りが、乾いた喉を爽やかに通り過ぎて、一息で飲み干してしまいそうです。
講習会の期間中、このビールには大変お世話になりました。
IMG_1787.jpg

ホテルの外へ繰り出して晩ご飯を食べに行こうと思っていたら、いきなりの雷、大雨、突風、雹と、まるで自己紹介をするかの様に入れ替わり立ち替わり現れては、我々の晩ご飯に向かおうとする足を停めようとします。
IMG_1789.jpg

結局、30分程足止めを食らう事になりましたが、少し小雨になった所を見計らって、ホテルの外へ。
ホテルから近場の所にあった、「shabu shabu」と言う名前のお寿司屋さんに行きました。
もはや何のお店だか訳が分からなくなりそうですが、ここのお寿司も前日と同様、日本で頂くお寿司と遜色の無いものでした。
ただし、ラーメンは注文しなかったのですが・・・・。
IMG_1790.jpg

オランダ滞在3日目ともなると、大分ペース配分と言うものが分かってきたような気がします。
食後、ホテルに戻り、倒れ込む様にしてベットにダイブ!
ベットに横になった途端、秒殺で寝入っていた!と、同室の先生に驚かれてしまいました。
スポンサーサイト




天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


2018年10月17日
  1. アメルスフォールトday3(10/17)