タイトル画像

戦国武将の養生訓 山崎光夫著 〈新潮新書〉

2005.08.23(00:49) 1

最近読んだ本です。
日本医学中興の祖と呼ばれる曲直瀬道三先生に纏わる本です。
曲直瀬と書いて「まなせ」と読みます。
前半部分では、曲直瀬先生の半生を、後半では先生が残された『養生俳諧』や『黄素妙論』等を紹介しております。                               

読んでみると現代に生きる我々にも、非常に教訓になる部分がたくさんあります。
特にこの季節にちなんだ養生の教えとして                                      
 
  夏一季 衛気とたましひ 汗にぬけ 冷物食し 吐瀉の霍乱

夏場は外気の熱気が強く、体内に熱がこもりすぎない様に、毛穴が開いたり、汗を流すなどして身体は放熱する状態になっています。
そういった、熱を体外に出そうとしている状態の身体に対して、体内に冷たい物を過剰に取りすぎると、逆に身体は一気に冷えることとなり、たちどころに嘔吐や下痢などの症状を起こしやすいのです。
曲直瀬先生はこういった養生に関する様々な事柄を俳句形式にして、わかりやすく伝えようとしていたんですね。

昔から健康に関する興味というのは、今と変わらないものですね。
そういった意味で、当時の人の養生に対する考え方に触れることが出来、我々にとっての戒めも多分に含んだ本であると思います。
スポンサーサイト


天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


<<往診カバン | ホームへ |
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://keijyudou.blog20.fc2.com/tb.php/1-3c5e246c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)