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2006.06.07(23:15) 102

梅(1)


皆さんは梅酒はお好きですか?
今年は、自分でも梅酒を漬けてみようと思い、梅の実を仕入れてきました。
昔は、私の祖母が庭になった梅を梅干しにしたり、梅酒を作っていたりしていました。
今でも、梅の実を見ると祖母が庭に梅を干していたのを思い出します。

梅は漬ける前に綺麗に水洗いして、へたの部分を爪楊枝などで取り除いて、良く水気を拭き取ります。
梅(2)


次に梅の実を並べてその上に氷砂糖を敷きつめて、それを交互に積み重ねていきます。
最後に焼酎を入れて、冷暗所で保存し、3ヶ月ほどすると飲み頃になるかと思います。
梅酒

今から、もう3ヶ月後が待ち遠しいです。

梅は、昔から下痢・嘔吐・食欲不振などの治療に利用されてきました。
日本に梅がもたらされたのは、今からおよそ1500年前と言われています。
戦国時代には、武士の保存食として梅干しは大変重宝されていたそうです。

梅の実は、青い実のままでは食べることが出来ません。
それは、青梅の果肉にはアミグダリンという青酸配糖体があり、これが分解されるとシアン化水素という毒性の強いものが生成されます。
シアン化水素には細胞の呼吸作用を止める働きがあり、それにより、呼吸や脈が荒くなったり、嘔吐などの青酸中毒症状が起きることとなります。
しかし、このシアン化水素の生成は、梅の実を塩や砂糖に漬けたり、加熱したり、アルコール漬けにすることで抑制できます。
ここでも昔の人の経験と知恵に頭が下がる思いです。

ちなみに梅という字は偏にと言う造りで成り立っています。
このは母という字の頭に当たる部分にカンザシを加えた姿を表しているので、母と同義に捉えることが出来ます。
母は「子を産む」「繁殖する」と言う意味を持つ字でもあり、梅の実が枝という枝にドッサリと実る様から由来しています。
また、酸味を欲する妊婦が好んで食べたと言うことから、梅の字の成り立ちに反映したとも言われています。
その事からも、梅は安産の為には必須の果実とされていました。

ちなみに梅の字の異体字にという字があります。
この某に女偏がつくと媒という字になりますが、これはよく、「触媒」、「媒介」といった使われ方をしています。
前述したように梅は子供を生み出す果実という謂われから、媒には男と女の縁を取り持ち、子供を産ませる仲人という含みがあります。

そう言ったことで、昔から梅は、子孫繁栄を主る縁起の良い物として、人々に尊ばれています。
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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コメント
私も梅酒、初挑戦してます。ホワイトリカーじゃなくて、ちょっと奮発して沖縄の泡盛・久米仙でやってみてます。あと梅以外にも、ライチ、イチゴ、コーヒーのホワイトリカー漬けも仕込んでみましたよ。毎日瓶眺めているだけでも楽しいですね!
【2006/06/08 08:42】 | 薬院 #K262GOtU | [edit]
薬院さん、こんにちは。
なんと!泡盛・久米仙ですか!!
何とも贅沢な梅酒ですね~。
今度是非御相伴にあずかりたいものです。
最近、知人と闇鍋ならぬ闇果実酒をやってみようと話をしています。
それぞれが、これは!という材料でお酒に漬け、飲み頃の頃合いに利き酒会を開こうという趣向です。
当日までどんなものが出るか分からない、ちょっとドキドキワクワクな?企画です。
果実酒ということなので、さすがにムカデとかを漬けたものを飲まされることはないと思うのですが・・・・。
【2006/06/08 18:02】 | 青峰 #- | [edit]
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