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陰と陽のお話し

2005.09.07(23:56) 11

今日9月7日は白露でしたね。
白露というのは二十四節気の一つで今日から秋分まで間のことを言います。
この時期は夏の暑さが引き始め、朝夕がグンと涼しくなって、草木の葉っぱにある露が白く光るということから、この言葉になったと言われています。
確かに最近は日も短くなって、朝夕は大分過ごしやすくなりましたね。
それにしても白露なんて、なかなか昔の人はロマンチックな例えをするもんだなあと、朴念仁の僕は、いつも感心してしまいます。
昔から、我々東洋人はこういった例えを用いるなどして、常に自然の移り変わりを意識した生活をしていたんですねぇ。


東洋医学というか、東洋思想・哲学は自然の中において、人間がそれに生かされているという考えによって成り立っています。
したがって、自然界で営まれる季節の移り変わりに合わせて、人間の身体と言うのも変化していくというふうに考えています。
しかし、それは人間に限らず、この地球に生きる動植物全てが、この季節の移り変わりに影響を受けていると言えるでしょう。
例えば、熊であれば、これから冬ごもりに向けて、なるべく多くの食べ物を身体に貯蓄する為、少しでも食いだめをしようとします。
冬になれば、秋に蓄えたエネルギーを消耗しないよう、春の訪れが来るまでじっと動かないで過ごす、これが冬眠という行動になります。
人間でも、「食欲の秋!」等と言って、秋になると我知らず食べ物をドンドン食べる傾向になりますが、これはまだ人間がもっと原始的(熊のような)な生活をしていた時の名残で、冬の食料が乏しくなる時期に備えて、少しでもエネルギーを身体に貯蓄しようとする活動と言えるかも知れません。
今の時代は、非常に温度管理が発達していて、冬でも部屋の中に入れば暖かいし、夏は夏で部屋の中は冷房が効き、人間が過ごしやすいように人工的に温度を操作することが出来ます。
これによって、我々は季節の移り変わりによる寒暖の影響を受けず、快適に生活を送ることが出来るようになりました。
反面、こういった生活に慣れ親しんでしまった我々は、逆に寒さ暑さに適応する力が次第に弱体化していることも事実です。
よく季節の変わり目に風邪をひきやすいとか、体調を崩しやすい、特に花粉症などと言うのがいい例ですが、大気の性質が変わる際、その時に身体が付いていけず、必ず季節と季節の節目につまづいてしまう方が多いことと思います。
これは文明が発達していればいる程、このような傾向が増してきています。
何度も言うようですが、我々がこの地球上で過ごす限りは、季節という気の変遷が必ず訪れ、またその流れの中で我々人間の生活があるのです。
そして東洋医学では、人間界を取り巻く様々な環境・状態・事象を、たった2つの漢字、“陰陽”という語句に集約して説明しています。
とここまでで大分長くなってしまいました。
この辺りの話はさらに長くなりそうですので、また日をあらためてお話しをしていこうと思います。
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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