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禁酒の日

2007.01.16(23:52) 155

今日1月16日は「禁酒の日」なんだそうです。
お酒

これは1920年にアメリカで禁酒法なる法律が施行されたことに由来するそうです。
ちなみに、以前このブログをご覧頂いた方に、「何かとお酒の話題が多いですね。」と言われたことがありました。
言われてみると、確かにお酒の話題が多いような気がします。
僕自身はそれほど飲んべえと言うわけではなく、飲んでも少量ですぐ顔が赤くなり、途中からもの凄い眠気に襲われてしまいます。
ただ、お酒を飲む事自体は嫌いではないので、人に「お酒はいける口ですか?」なんて問われれば、いつも「嗜む程度に・・・。」とお答えするようにしています。

しかし、僕の周りにいるお酒大好き人間からしたら、冒頭に挙げた「禁酒法」なんて法律が制定された日には、まさしく拷問を強いられている様な心境に陥ってしまうのではないでしょうか
実際、この法律が施行された当時のアメリカでは、密造酒の横流しやそれに絡むギャングなどが暗躍したとされています。
昔から、「酒は百薬の長」なんて言われ、実際に昔の人は洋の東西を問わず、薬として用いていました。
それが適量であれば、気血の流れを潤沢にしまさしく健康を保つ薬としての一面を持つ反面、行き過ぎた飲酒は個人の健康を害するだけでなく、時として国家をも滅亡へと導く引き金となることもありました。
中国古代王国の殷(商)では、暴君として名高い紂王が、酒で満たされた池を造り、大量の肉を吊してそれを林として見立て、夜通しどんちゃん騒ぎをしたという逸話があります。
この模様を「酒池肉林」と言いますが、このような贅沢三昧が当時の人々の反感を買い、やがて殷(商)は倒さる事となったのです。
ちなみに、この時国を追われた殷(商)の人々は、その後も定住の地を得ることが出来ず、行商を生業にして生活の糧を得ていた為、そのまま今の「商人」の由来ともなったとされています。

お酒にまつわる教訓は我々鍼灸師の教科書とも言える古典の中にも記されています。
黄帝内経素問の上古天真論という教えの中で
「上古之人、其知道者、法於陰陽、和於術数、食飲有節、起居有常、不妄作労。故能形与神倶、而尽終其天年、度百歳乃去。今時之人不然也。以酒為漿、以妄為常、酔以入房、以欲竭其精、以耗其真。」
簡単に要約すると、
「昔の人はよく養生をふまえ、規則正しい飲食、節度ある労働を心懸けていたので、心身ともに健康であり百歳までその天寿を全うすることが出来ました。それに引き替え今時の人は、酒を水のように貪り飲んで、度を越した性生活によって、その生命力をドンドンと消耗させています。」
とあります。

何千年も前に言われていたことですが、これはそのまま今の我々にも通ずる教訓であります。
僕にとっての禁酒の日は、普段の生活を顧みて、節度ある飲酒を心懸ける一つのきっかけにしたいと思います。
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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