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知熱灸の作り方

2008.06.06(22:37) 195

恵樹堂では、症状や体質に合わせてお灸を行っております。
お灸のやり方も色々で、米粒大や糸くず大のお灸や、棒灸・知熱灸等を状況に応じて使い分けております。
その中でも知熱灸というのは、指の頭くらいの大きさのモグサを患部やツボに置き、温かさを感じるか感じないか位で取り去ってしまうお灸で、お腹を下しているときにお臍の周りにすえたり、腫れや痛みがあって、皮膚表面が突っ張っているところに置いたりと等々、その用途や効能も多岐に亘る為、大変重宝しているお灸のやり方であります。

一日に何度も行うお灸でありますので、あらかじめ知熱灸を作り置きしておいて、すぐにお灸が出来るように備えています。
ストック知熱灸


いつもこの知熱灸は、朝の診療前の時間帯とか診療後の時間を利用して作っています。
使うモグサは、少々質の粗めのモグサを使います。
この質の粗いモグサの方が燃焼速度が速くて、速く温度が伝わりやすいという性質があるので、この知熱灸に使うモグサとしてはうってつけなんです。
低級モグサ

この知熱灸用のモグサは、原料のヨモギを粗く磨り潰した状態でモグサにしているので、ヨモギの香りが強く、箱を開けるとヨモギの強い芳香が漂ってきます。
ですので知熱灸を作った後の手は、しばらくは微かなヨモギの香りが残っていたりします。


作り方の手順は
まず、モグサを適当な分量(一撮みくらい)を手に取ります。
欲張って多くとりすぎると、上手くまとまらなくなりますし、また少なすぎても出来上がりが小さすぎる知熱灸になってしまいます。
手に取ったモグサ

手に取ったモグサを親指、人差し指、中指、薬指の4本の指ででグルッと囲むように持ち、そのまま底面の部分をテーブルなどに軽く押し回しながら、四本の指でも均等に圧を加えていきます。
知熱灸の作り方

その際、「元気になりますように」と気持ちを込めつつ、モグサを三角錐に固めていきます。
この気持ちを込めるのが、一番のポイントだったりします。

最後に、人差し指と親指を使って少し形を整えて、知熱灸モグサの完成です
知熱灸モグサ

知熱灸モグサ完成


作り方自体はとても単純ですので、慣れてくれば簡単に作れてしまいます。
市販の台座型モグサに飽きたという方、モグサを買って知熱灸モグサ作りにチャレンジしてみては!?
知熱灸モグサを作っていると、作業に没頭して、ついつい時間を忘れてしまうことがあります。
作り置きの知熱灸モグサが段々と増えてくるのを見ると何だか嬉しくなってしまいます。
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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