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葡萄

2008.09.18(23:53) 246

葡萄
今年も、またご対面することが出来ました。
郷里から、葡萄が送られてくる頃になると、秋の訪れを身に沁みて感じます。

今年の葡萄も一粒一粒が宝石のように艶やかで、何だか食べるものが勿体ないくらいです。
この深みのある藍色というか、紺色と言いますか、何とも言えない、葡萄の実の色ですが、これの色を例えるのに日本ではそのまま葡萄色(えびいろ)と表現しました。

昔の日本では、山葡萄をえびかずらと呼んでいましたが、後に海老と同じ韻を踏むことから、その二つの色が混同して一つの色を指すようになったそうです。

石川啄木もこの葡萄色を使って、
葡萄色(えびいろ)の 古き手帳にのこりたる かの會合(あいびき)の時と處(ところ)かな
と謳っています。
葡萄色と古い手帳の取り合わせが、昔の恋の回想に独特の色合いを演出しています。

他にも安全地帯の「ワインレッドの心」という曲がありましたが、葡萄のもつ色味というのはどこか、切なげな思慕を抱かせるのでしょうか。

とは言いつつも、この後、指先を葡萄色に染めて、必死に葡萄をほおばる頃には、悲しいかな、そんなセンチな気分など食欲に消されてどこぞかえに消し飛んでしまうのですが・・・・。
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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