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虫歯

2009.04.13(20:56) 289

先日、こんな記事を目にしました。

虫歯になりやすい「歯の質」って何?


皆さんも一度は、歯医者さんのお世話になったことはありませんか?
稀に生まれてこの方、虫歯になったことがないという人もいます。
丁度、僕の周りにもそんな人がいるのですが、本当に羨ましい限りです。

記事によりますと、虫歯になりやすい条件として

・歯並び
・歯の質
・生活習慣
・食べ物
・唾液の分泌量

があげられています。


虫歯を東洋医学的に考察してますと
もともと歯に限らず骨全部を構成するのは腎の働きとされています。
幼少時代に起こる歯の生えかわりも
素問上古天真論篇に「女子七歳腎気盛、歯更髪長~、丈夫八歳腎気実、髪長歯更。」とありまして、女の子であれば七歳を迎える頃に腎気が盛んになり始め、歯が生えかわり髪の毛も伸びるようになります。男の子は八歳になれば腎気が充実して、髪が伸び、歯が生えかわるようになります。」とあります。

これから読み取れるように腎が歯の成長や骨質に多大な影響を及ぼしています。
だから、歯並びが良く、生まれてこの方虫歯になったことがないと言う人は、この腎の気が生来充実しているタイプと言えるかも知れません。
記事には、歯並びや骨質だけでなく唾液の分泌の過小も虫歯の原因となるとありますが、やはりこの唾液というのも、五液と呼ばれる人の身体に見られる液体と五蔵の関係では腎の液とされています。
腎が何らかの原因で弱ってしまった場合、口内を潤す唾液が出づらくなり、口が渇いたり、口内炎になりやすくなることがありますが、急に虫歯が増え出すような場合も腎の変動として考えることになります。
また食に関する事で、昔から虫歯になりやすいこととしてよく言われているのが、甘い物の食べ過ぎがありますが、甘い物は腎と相剋(拮抗)関係にある脾と関連が深い味であり、
甘い物を取りすぎることで腎と脾の力関係が歪み、虫歯になりやすくなるのです。
昔の人は、経験的にこうしたことを学んでいたんですね。

ところで虫歯を難しい言葉で言うと“齲歯”(うし)と言いますが、その昔、中国は後漢に梁冀(りょうき)と言う将軍がありました。
この将軍には孫寿という奥方がいたのですが、この奥方は評判の美人で、特にその齲歯笑(くししょう)という、虫歯の痛みでさも憂鬱そうに笑う様が何とも言えない色気を感じさせたとあります。
当時の女性達は彼女に倣い、こぞってこのような笑みをこさえたとあります。
時代が違えば、人の感性は大きく変わるものですね。
僕ならきっと痛みを堪えたような笑みよりも、白い歯がこぼれる満面の笑みにより魅力を感じます。

歯は健康のバロメータでもあります。
普段の養生で歯とは一生のお付き合いを続けたいものです。
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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