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職人の業物

2009.06.17(22:38) 306

日曜日に東京は月島に足を運んできました。
一番の目的は、晩ご飯に月島のもんじゃ焼きを食べに行く事でしたが、月島に知る人ぞ知る箸のお店があると言う事で、食事前の散策を兼ねてお店に立ち寄る事になりました。

目的の箸屋さんは、漆芸中島さんというお店で、江戸時代から11代続く老舗で、日本の伝統的な匠の技を現代まで脈々と守り受け継いでこられ、その評判を聞きつけ、全国から足を運ぶ方が絶えないのだそうです。

まだ下町情緒残る月島は佃島界隈を通り抜けると、ポツンと辺りの家並みの一角に溶け込むように、そこにお店がありました。
漆芸中島

お店の前には、噂に聞いた箸が並べてあります。
箸
この箸のすごいと言われる所以に、硬い材質の木を丹念に削り挙げ、箸の先端から末端に至るまで八角形になっていることです。
これを江戸八角箸と言うそうです。
この精魂込めた仕事によって仕上がった箸は、水に浮かぶコンニャクの端っこさえ楽々とつまむ事が出来るようになっています。
コンニャクをつまむ箸
お店のディスプレイ用の箸で実際に体験できる事が出来るのですが、普通の箸ならツルツルとして挟む事もままならないコンニャクを、いとも簡単につまみ上げれた時は本当に感動しました。
手にした箸は、まるで一流の日本刀の様に荘厳さと美しさで、身が引き締まるような思いでした。
この20センチ足らずの木の棒、一本一本に職人の魂が宿っているのを感じます。
これは、もはや芸術品の域に達した箸と言えるかも知れません。
この箸で食べる食事はまた格別な物になるに違い有りません。
誰でも一つ、一生通して使い続ける物として、こうした極上の箸を持つのもいいですよね。
ここで購入すれば、アフターケアで削り直しなどのメンテナンスもして頂けるそうなので、まさしく一生物の箸と言えます。

この日は、職人のひたむきな思いが、目の前に形となって、またそれを手にする事ができた感動に胸がいっぱいになってしまいました。



蛇足ですが、当初の目的のもんじゃ焼きもしっかり忘れずにいってきましたよ~。
夜にはお腹まで一杯になってしまいました。
もんじゃ横町 もんじゃ焼き
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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