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干支のお話し

2005.10.21(23:15) 31

東洋医学を勉強するようになって、ヘエ~ッと感心したことがあります。
東洋思想というのは、我々を取り巻く環境・自然を大宇宙に見立て、人間はその自然の縮図である小宇宙という概念で捉えられています。
季節が春夏秋冬と移りゆくように、人間の一生も誕生→幼年期→青年期→壮年期→老年期と順番にめぐっていきます。
四季というのは、規則正しくっていて、それが春から冬になったり、冬から夏になる事はありません。

こういった規則性というのが、干支の中にに盛り込まれているのです。
我々にとっても馴染みの深い干支ですが、実はこれが植物の発生から枯れるまでを表現していると言うことをご存じでしたか?
干支は子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥という順番ですが、
子は孳る「ふえる」となり、新しい命が種より芽生えようとしている様を表しています。
丑は紐で、種の中で芽が伸びようとしている。
寅は虫偏に寅でうごめく。新しく芽が出てこんとする状態。
卯は茂る。草木が覆い茂ってくる状態。
辰は振う。まさにドンドンと成長してくる状態。
巳は巳む(やむ)で成長が最大限になってしまった状態。
午は忤らう(さからう)で、延びきってしまった状態から少しづつ枯れていく方向に傾いてきた状態。
未は味わうで、実が成熟した状態。
申は呻く(うめく)で、植物が徐々に枯れて、固まっていこうとしている状態。
酉は糸偏に酉で(ちぢむ)となり、枯れてドンドンと縮んでしまった状態。
戌は滅ぶで完全に枯れてしまい、その植物の一生が終わってしまった状態。
亥は門構えに亥で(とじる)となり、種子に次の生命が宿っている状態となります。

普段は意識していませんが、我々は至る所でこういった東洋思想の自然観の中で生活しています。
この事を習った時は冒頭のようにヘエ~と感心してしましました。
ちなみに甲乙丙丁から始まる十干も同じく植物の一生を象ったものだそうです。
古代の人は、今よりももっと身近であった自然を観察し続け、自ずと自然界の法則を見いだすこととなり、さらにその法則を自らの生命観に置き換えたり、またさらに医学、農業、産業、占いなどと言った分野にもドンドンと応用していったんですね。
こういった思想が発達した背景には、我々の住むアジア地域が四季に恵まれ、多くの恵みを自然界からもたらされた環境であったからこそ、人間と自然とを同化させて考えられたのかも知れませんね。
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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