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アイの物語

2009.09.11(23:17) 344

朝晩はすっかり涼しくなって、気がつくと日の入りも随分と早くなってきました。
秋です

最近、各方面より、「このブログは食べ物の話が多いですよね。」と、よくご指摘頂くことが多いのです。
流れ的には「食欲の秋」にちなんで、早速食に関することを話題にする所でしょうが、何分少しへそ曲がなところがある僕としては、「読書の秋」の方で今日はブログを更新したいと思います。

僕の周りは読書の虫が多く、小さい頃から割と本を読むことは苦にはなりませんでした。
なにせ田舎に帰ると廊下の本棚にズラーッと本が並んでいて、それを全部引っ張り出してくれば、ちょっとした古本屋などすぐに開けてしまう位、本で溢れています。

僕もどこかしら出かけると、必ず本の2~3冊は買ってしまうので、僕にとって本屋さんは浪費スポット、カバンの荷物が重くなるスポットになります。
それでなくても、外出時は持ち物の中に文庫本の一冊でも無いと、何だかとても心細くなってしまいます。

読むジャンルに特にこだわりはなく、とりあえず活字が載っていれば何でも読める、所謂乱読タイプです。

そんな僕が最近読んで印象に残ったのが、

アイの物語アイの物語
(2006/06)
山本 弘

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ジャンルとしては、SF小説となるのですが、内容はと言うと、短編小説の形式で、最終的にそれぞれの物語が、この物語が帰結するまでの伏線的な要素になっていて、読み終えてみると、それまで単一の物語として読んでいた内容が「アイの物語」というエンディングに巧みに繋がっているのです。

一つ一つの物語自体はそれ自体は軽妙で、単純に面白いのですが、物語が架橋に向かうにつれて、この物語は人間の弱さと矛盾という重いテーマを扱っていることが分かってからといいうもの、次の展開が気になって、気になって後半からページをめくる手を止められませんでした。

サイボーグから見た人間は、「認知症」状態にあるというのは、読んだ刹那衝撃を受けたのですが、人間の性を表すのに「認知症」という表現がこれほど当てはまるとは思いもつきませんでした。
そう言ったほろ苦さも少し感じつつ、最後にサイボーグ達のとった行動に、胸が熱くなり、壮大なスケールの話にひたすら感動しました。

これは、ただの物語としてでなく、近未来の世界にも起こりうるリアルさもあって、まさしくSF小説の醍醐味を余す所無く楽しめると小説だと思います。
あまり、語るとネタばれになってしまうので。。。。。。。

いやぁ、物語って、面白いなあ~と思える本でした。

秋の夜長、一緒に過ごす本としてお勧めの一冊ですよ。
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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