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日常に笑いの潤いを

2009.10.17(23:29) 346

皆さん、最近声を出して笑う事ってありましたか? 

先日発刊された米心臓協会の医学誌「ストローク」によると、人生に絶望する気持ちがあると、頸動脈に病変が起き、脳卒中や心臓病を起こす危険が高いと言うことが証明されたそうです。
精神科医療の分野でも、脳卒中発作後に2~5割の患者でうつ病を経験すると言いますが、その逆説的に老年期のうつ状態にある方で、脳卒中になったこともないのにMRIで検査した所、多くの方に脳梗塞の所見が見つかったという報告もあります。*Fujikawa T,et al.:Stroke 1993;24(11):1631-4

日常の精神状態が身体に与える影響は、昔から取り沙汰されていましたが、今回のこの報告の結果は情動と循環器の密接な関わりを裏付けるものとなりました。
こうした精神と身体の相関関係は東洋医学的にもとても理に適うところもありまして、人間の心理的な要素の一つに喜びと言う感情がありますが、これは五臓六腑の内、心の蔵の受け持つ感情とされ、心はその名の通り、心臓のポンプ作用と似た働きで、身体の至る所に気血を巡らし、その巡らす道筋である脈を維持・管理する役割を担っています。

絶望感やうつ状態というのは、この心の持つ喜びの感情を著しく損なうと言うことになる為、それが積み重なってやがては心の実質的な要所である、脈の病変へと移行してしまいます。

養生に長けた古人は、長生きの秘訣として、常日頃から、身体に気を遣うだけでなく、気持ちの方もあまり負の感情を溜め込まず、心を伸びやか過ごすことと諭しています。

そんな喜びの感情を引き出す方法として、笑うというのは最も効果的な対処法と言えます。

そんな訳で僕も最近、落語にはまっています

先日は新宿の末廣亭まで落語を聞きに行きました。
末廣亭1

昔から日曜の夕方始まる“笑点”をブラウン管越しで見ながら育った僕ですが、生で聞く落語は噺家さんの息づかいや独特の間を肌身で体感することができ、格別の味わいがあります。
他にも、漫才や紙切りなど次から次へとめくるめく笑いや驚きで、心が感動で充たされていくようでした。
一芸に秀でた人たちを目の当たりにすると、その立ち居振る舞いや所作に、無駄が無くて、まるで冬のキンと冷えた澄んだ空気を全身に纏っているかのように凛として、とても格好いいのです。

お昼からの開演でしたが、途中に中入りがあり、食事も取ることが出来ます。
お弁当
夢中で笑ったら、お腹が減ってしまったので、僕も売店でお弁当を購入して、しばし遅めのランチタイムとなりました。
お得だなあと思うのが、昼の部が終わり、その後の夜の部まで屋内に残ればそのままお金を加算することなく夜の部も続けて落語鑑賞できるのです。
これだともう落語三昧の一日を満喫することが出来て、何だか癖になりそうです。
是非、皆さんも日常に笑いを取り込んで、心に潤いを与えてみるのはいかがでしょうか。
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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