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高所恐怖症なのに・・・

2014.08.06(22:18) 503

こんにちは。
暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
最近の朝の日課のジョギングは、その日の気分でコースを変えたりして、この辺りのまだ見ぬ絶景ポイントを探すのも楽しんでいます。
とは言え、浅間山麓から続く、山の尾根に住んでいるので、走ると言っても登るか、下るかの二択を迫られています。
でも昔から、坂道が大好きで、特に急な階段や、急な坂道を見つけると、そこから見える景色が気になって登らずにはいられないという性分でした。(何とかと煙は高い所に登りたがるのでしょうか・・・・?)
なのに、実は根っからの高所恐怖症で、高い塔などで床がガラス張りになって下が見える様になっている所がありますが、その意味がまったく理解できません。
高い所に登るのが好きなのに、いざ登って下を見下ろすとお尻の穴がキュッとなって、いてもたってもいられないと言う、何とも自己矛盾のジレンマに陥っております。
例えるなら、明るい炎に引き寄せられて、火の中に飛び込んでしまう羽虫と同じなのでしょうか。

東洋医学の原点とも言える黄帝内経にも、こうした高所恐怖症の症状について書かれています。

余嘗上於清冷之台,中階而顧,匍匐而前,則惑。余私異之,竊內怪之,獨瞑獨視,安心定氣,久而不解,獨博獨眩,披髮長跪,俛而視之,後久之不已也。卒然自上,何氣使然?
私が昔、高い所の台に登った折、中程に立って下を見下ろした途端、目の前がクラクラして、前に腹這いになってしまった。私はおかしいなあと感じて、目を閉じたり開けたりして、気を沈めようとしたが、一向に収まらず、ますます目眩がしてきた。そこで髪をほどいてひざまずいて、俯いて下を見ていたが、しばらく治る事は無かった。やがて自然に収まってしまったのだが、これはどういう事だろう?

と王様である黄帝が岐伯という医師に問いかけています。
この箇所を読んだ時に、僕が黄帝にとても親近感を感じてしまったのは言うまでもありません。
この問いに対して、岐伯先生は

五藏六腑之精氣,皆上注於目而為之精。精之窠為眼,骨之精為瞳子,筋之精為黑眼,血之精為絡,其窠氣之精為白眼,肌肉之精為約束,裹擷筋骨血氣之精而與脈並為系,上屬於腦,後出於項中。故邪中於項,因逢其身之虛,其入深,則隨眼系以入於腦,入於腦則腦轉,腦轉則引目系急,目系急則目眩以轉矣。邪其精,其精所中不相比也,則精散,精散則視歧,視歧見兩物。


五臓六腑の精気は、すべてが目に注ぎ込んでいるから視覚を得るのです。精が集まって眼が形成され、骨(腎)の精は瞳孔に、筋(肝)の精は黒眼に、血(心)の精は血絡に、気(肺)の精は白眼に、肌肉(脾)の精は瞼に注ぎ、筋骨血気の精が合わさり、脉と並行して視覚機能を構築し、更に上においては脳に属して、後より項に連絡しています。その為、項の部分より邪が侵入すると、その時身体が弱っているようだと、深く身体の奥に入り込み、眼の経路に従って脳にまで侵入を許す事になります。脳は邪の侵入を受けて、引きつり、脳が引きつれば眼の経路を緊張させ、眼が緊張すれば、目眩して、ふらふらする事になります。つまり邪が精を侵す事によって、その精が巡らなくなり、精が消耗し、精が消耗すれば、一つのものがだぶって見える様な視岐という現象を引き起こすのです。

と、まあ、長々と目眩、立ちくらみを起こす病理を解説しています。
要は高い所に登ると精神が落ち着かなくなるので、眼に注ぐ精が乱れて、目眩やふらつきといった現象が起こってしまうと言う事なのだそうです。
なかなか含蓄に富んだお話ですが、高所恐怖症を克服のヒントを探し求めたのですが、まずは精神の動揺が招いた結果が、こうした症状を生むのだという諭しに従い、僕はまだまだ精神修養を重ねなければいけないようです。

さて今朝は、以前走っていて見かけた弁天様公園がどこにあるかを見つけたくて、あたり周辺を走り回りました。
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急な山を登った先に弁天様公園と貯水池がありました!
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弁天様公園から臨む景色はまた格別です。
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