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天地始めて粛し

2014.08.29(21:37) 508

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セミの鳴き声も大分翳りが見え始め、今やコオロギ達が秋の到来を告げるかのように、そこかしこで鳴き声が聞こえてきます。
日が落ちる夕方に外に出てみると、日中の日差しで緩んでいた陽気を、一気に引き締める様に、山から涼しい風が吹き降りてきます。
七十二侯では「天地始めて粛し(てんちはじめてさむし)」と例えられるこの時期。
「さむし」を「寒」ではなく「粛」があてられている所がなかなか奥深いですね。
「粛」の字は聿(いつ)+規の初形が組み合わさった形です。
聿は筆を表し、規は円を描く道具からきています。
その二字が合わさった粛は、規を用いて文様を画くと言う意味になります。
文様を描く事によって、ものを聖なるものに変える儀式の行為となっていたので、「粛」には「おごそか」、「つつしむ」、「うやまう」、「ひきしめる」といった意味が付されていったと言います。

この頃の気候は、日中は夏の暑さでも、朝晩に引き締まる様な涼しさとなるのを、ただ寒いと表現するのではなく、「粛」と書いて「さむし」と読ませた所に、季節の移ろいを絶妙な表現で例えているなあ、と感心してしまいます。

皆さんも朝晩の寒さには、より一層、心を引き締めて、風邪を引かないようご自愛下さい。

来週からはいよいよ9月に入りますね。
ちょっと気が早いですが、玄関の装飾を秋らしく衣替えしました。
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長野県東御市
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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