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ツボの由来~頭が痛い!~

2005.08.29(23:22) 6

よく「ツボの数ってどれくらいあるんですか?」と言う質問をされることがあります。
我々が学校の授業で習ったりとか、使用している教科書に載っているツボの数は、全部で361穴あります。
これらのツボというのは、それぞれ身体を縦に走る経絡という道筋があって、その道筋にあるツボの数が361穴と言うことなので、更にこの経絡の道筋に属していないものを数えるとその数は更に倍以上増えることになります。
しかし、何にも置いて、この経絡上にあるツボを把握することが最も重要でありますので、学校ではこれらのツボとその道筋(経絡)をまずはみっちりと覚えることになります。
授業ですから、当然決められた授業時間が設けてあります。
ですからツボを覚えるにしても、割合最初に勉強するツボの流れというのはある程度覚えやすく、やがて後半の方に差し掛かると、テストが近づくことに対しての焦りや覚える内容が多くなる事による面倒臭さが手伝って、おざなりになりやすいものなんです。
学ぶ際には、各経絡毎にツボを覚えていきますので、その経絡の中にあるツボが9穴のものもあれば、一番多いもので67穴覚えなくてはならない経絡もあります。
皮肉なことに、授業の後半なる方にツボの数の多い経絡が割合多いのです。
その中でも少陽胆経というツボの流れは、最後から二番目に覚える経絡で、そのツボの数が44穴もあり、更にその流れる道筋にしても側頭部を複雑に流れる経絡の流れなので、覚えるのに苦労してしまいます。
その経絡の中に懸釐(けんり)と言うツボがあります。
このツボは額の生え際の一番端の部分で、丁度生え際が角になっている部分から僅かに下がった所にあるツボです。
名前を見ただけで、アレルギーが出そうな難しい漢字が並び、場所も髪の毛の中で分かりづらいツボの一つですが、このツボも漢字の意味を知っていると非常に納得する由来があります。
先ず“懸”ですが、県というのは首という字が逆さまになったもの。
そして系はその首をつるした糸で、あまり気持ちのいい話ではないですが、さらし首、特に吊された首を表すものなんです。
漢字の意味としては掲げるとか吊すという意味になります。
そして“釐”という字ですが、上にある末は畑を耕す道具の鍬(すき)をそして右側の攵は手でもって動作をすることを表し、厂は手を表しています。
そして里は整地された田畑の意味になりますので、それらの文字が一つの漢字として成り立つと、家や田を耕すなりして整備をし、村や町を治めるのが幸福になる為の条件であるという考えから、治めるとか幸福というような意味を持っています。
つまりこの懸釐というツボは頭の横にあって、あたかもつり下げられた位置にあり、更に頭痛などの際にこのツボを使ってその痛みが緩和して楽になった(痛みが治まる、痛みが止まれば幸せ)という経験からこの名前が付いたと考えられます。
経験的に、偏頭痛に悩まされる時に、自然とこめかみ辺りにを手やって、抑えたり揉んだりすると思います。
そうやって生み出されたツボがこの「懸釐穴」です。
それにしても、いつの時代も頭痛に悩まされる様なことがあったんですね。
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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