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二日灸

2016.02.02(22:23) 601

旧暦になりますが、2月2日は「二日灸(ふつかきゅう)」と言って、この日にお灸を施すと、その効能がより灼かになるとか、1年無病息災に過ごせると言われ、昔からお灸に親しむ日とされていました。

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見ての通り、お灸の「灸」の字は、久+火で成り立っています。
一般の方からしてみると、まず「灸」と言う字を書く事も少ないでしょうし、ましてパソコンやスマホで入力する機会なんてほとんどないかと思います。
僕の使用するパソコン類は、「きゅう」と入力すると、まっ先に「灸」が最初の候補に挙がってくるので、他の人が使おうものなら、きっと使い勝手が悪いものなんだろうなと想像しています。
治療院で必要なものを購入し、お店で領収書を頂く時等も、大抵「ながおかはりきゅういん」の「はりきゅう」はどのように書くのですか?と尋ねらます。
一度、何も尋ねずにサラサラと領収書を記入される店員さんがいらして、内心「やるな!」と思って、後ほど領収書を見直してみると「長岡は利休 院」とあって、いつの間にか僕がお茶の大家に祭り上げられていて、あんぐりした事があります。
まだまだ、世間的な知名度が低いのは、自分の営業努力が足らないせい、と肝に命じて、より精進をしていく所存です。

大分脱線してしまいましたが、「灸」の字を構成する「久」は、屍体を後ろから支柱で支える形を表す(白川静)という説と、背中の曲がった老人の背の部分を強調して表した(藤堂明保)という説などがあります。
どちらの解釈にしても【久しい、久しくする、とどまる】というような意味を持つ事になります。
そんな「久」の下に「火」がつけば、長い時間燃焼するという様が意味として成り立ち、さながら時間をかけてゆっくりと燃えていくモグサ、お灸の事を指し示す事となります。

お灸治療が初めてと言う患者さんに、お灸をすえようとすると、まっ先に「熱くありませんか?」と聞かれる事が多いのですが、お灸にも色々な種類がありまして、当院ですえるお灸は、熱さを我慢する様なお灸は施す事はありません。
お灸は緊張気味の心身を和らげる目的で行いますので、お灸の熱感がとても心地よく感じるよう、フワッと温かい感覚の内に終わってしまいます。
折しも節分を控えたこの時期、寒暖の差が春に向かって一層開き加減になってきますと、身体も突然襲ってくる寒さ等に対応できなくなって、冷えを体内に取り込みがちとなります。
1年の内でも、最も体調を崩しやすい頃でもありますので、お灸を使って、そうした冷えを遠ざけて、養生をはかるのは非常にオススメです。
火を使って、いく久しく健康な身体作りなどはいかがでしょう。


くるみ堂長岡はり灸院
389−0512
長野県東御市滋野乙2320−1
0268−63−7280
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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