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笑顔の日

2016.02.05(23:18) 604

今日は、2月5日、2(に)・5(こ)の語呂合わせで『笑顔の日』になるそうです。
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笑いに関するトピックスを一つ。
笑いの音は、人間が言葉を話す、つまりは発話にまつわる進化のプロセスを表すのだそうです。
人間とチンパンジーの笑いの音を分析してみると、人間の場合、「ハ、ハ、ハ」と出す笑い声は、一回の呼気を刻む事で生じています。
対象的に、チンパンジーは吸気あるいは呼気ごとに息が混じった喘ぐ様な「アー」と言う笑い声なるのだそうです。
人間は、二足歩行を体得する事により、胸部にかかる前脚の衝撃に対して、胸腔内を空気で満たしてこれを支える必要がなくなり、その分、呼吸や発声に柔軟性を持てるようになりました。
そうした事が他の四つ足の霊長類に比べて、笑い声の出し方、ひいては発声のメカニズムを獲得するに至ったんだそうです。(あくびはどうして伝染するのか〜人間のおかしな行動を科学する ロバート・R・プロヴァイン著 赤松眞紀訳 青土社)

こうして笑いを科学すると、人間にとって、人間らしさを象徴する行為の一つなんですね。
確かに手持ちの漢字辞典で「わらう」とひいてみると「笑、哂、嗤、听、咥、哈・・・・」と実に多様な漢字を見る事が出来ました。
古代の人も「笑い」という行為一つに、これだけの漢字を作成する辺り、笑いに対して大きな関心を抱いていたと言う事を窺い知れます。

医術、とりわけ東洋医学の世界では、人がある病的な状態に陥った際、心理的な情報として得られる徴候を「怒、笑、思、慮、驚」と言うように分類して、それぞれのどの五臓六腑の変動によって、そのような心理状態になっているのかを推察していきます。
その中で、笑いと言うのは、五臓六腑(肝心脾肺腎)の内、「心」の変動で生じる心理、あるいは行為と考えられています。
心の力が充実し、滞りなく働けば、適度に笑い、必要に応じて喜ぶ事が出来ます。
心の力が不足すれば、喜びの感情は失われ、笑う事も出来なくなります。
逆に過剰に働き過ぎれば、所構わずみだらに笑ってしまったり、注意力が散漫で落ち着きがなくなる等の弊害を生む事もあります。
そして行為としての笑うことは、心の緊張を緩め、全身をリラックス状態へと誘いますが、過度に笑い過ぎると、心の陽気までも消耗し、虚脱状態に陥らせる事もあります。
一度、大学時代、下宿の後輩としがな1日、車でドライブした事があって、そのドライブ中、車内は大盛り上がり。
ドライブのほとんどを笑いながら過ごしておりました。
ドライブの後半に差し掛かる頃になると、その後輩は次第に顔が真っ青になり、「胸が痛い」と胸を抑えながら、それでも笑っていました。
後日、その後輩からは「あのまま笑い殺されるところでしたよ。」と苦情を言われ、なるほど、度を超した過剰な笑いが、時に心の陽気を消耗する事があるのだなあ、と実感を持って学ぶ事が出来た訳です。(その後輩にまた恨み言を言われそうですが・・・・)

まあ、極端な笑いはさておき、やはり笑うと言う行為は、人間が進化の過程で獲得したかけがえの無いもの。
程良い笑いに満たされた、潤いのある毎日を送りたいものですね。

くるみ堂長岡はり灸院
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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