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豚の日

2016.03.01(22:55) 619

アメリカでは、3月1日を『ブタの日』として、豚を祝うイベント等が行われる事もあるそうです。
日本でも、古くは弥生時代頃には、豚を家畜として飼っていたという痕跡があるそうで、我々のご先祖様にとっても、豚はとても馴染み深い動物であったと考えられます。
豚に関しては、お隣の国、中国では紀元前1500年頃にはすでに家畜化されていたと考えられていますので、更に人と豚との繋がりは深いものと言えます。
現在でも豚の飼育量は、中国がダントツで世界一位となって、中華料理の円卓に豚肉は欠かせない存在となっています。

東洋医学においても、身近な家畜5種を五行(木火土金水)に分類し、身体の変調に応じて、食する肉を定める目安とする考え方があります。
それを五畜(ごちく)と言い、五種類の家畜には、鶏、羊、牛、馬、豚が挙げられますが、それぞれ木=鶏、火=羊、土=牛、金=馬、水=豚と五行の性質に対応しています。
面白いのは、この五畜をただ食材として捉えるだけでなく、その動物の持つ特性や特質を人の性格や行動等に投影させて、診断の参考にする事もあるのです。

豚と言う動物は、世間的にはあまり良いイメージは持たれていないかと思います。
たとえば、「あなた豚みたいね。」と言われると、十中八九、言われた側は悪口と思うに違いありません。
でも、実際の豚と言うのは、性質は穏やかで、非常に好奇心旺盛で賢く、綺麗好きな動物です。
こうした豚の特性を五行に当てはめて考えてますと、水の性質に通ずるものと考えられます。
水は、水滴に見られるように、平らな所にこぼせば、程なく水滴となって、寄り集まってきます。
このように水が、ある条件下で中心に向かって求心性に集まり、その状態を保つ性質を凝固集結性と言います。
水の凝固集結性を人の心理や行動原理に当てはめてみますと、物事を静かにじっくりと考えたり、人との和を結集させる協調性、粘り強く物事に取り組むと言った性質と通ずるとみます。
こうした様子は、まさに豚の性質とも似通っており、人の性質で水性タイプの人は、五畜では豚に対応する性質の持ち主と言う事になります。
こうした五畜で人それぞれを大まかに当てはめる事で、その方の体質、性格等を類推して、治療の方針や病気になりやすい生活様式、養生法などを占って行く訳です。

ですので、「あなたは五畜で言うと豚になります。」と言われても、それは決して悪口ではなく、「思慮深くて、穏健で、粘り強く物事に取り組む事ができる方です。」となります。
僕も豚に倣って、もう少し思慮深くありたいと願っているのですが・・・。

くるみ堂長岡はり灸院
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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