タイトル画像

体の寸法

2006.01.31(19:15) 64

折りに触れて、「近頃の若い方は・・・・」、なんて言い方をすると、あたかも今の自分と若い人との間に、大きなジェネレーションギャップが付いたように感じてしまいます。
まだまだ「近頃の若い方は・・・・」と括られる、境界線上にいると思いたい僕にとっては、常日頃、この言葉はなるべく用いないように意識しています。(笑)
それでも、僕自身、近頃の方はとつい、口にしてしまうことがあります。
それは、若い方が皆さん、体型がスラッとしていて、足が長くなってきた事です。
特に、膝下から足までが長いなあと思うような方が随分と増えたように感じます。
典型的な日本人体型の僕としては、羨ましい限りです。

ここ100年の間に、日本人の体型は大幅に変わりつつあるようです。
その背景には、今の日本が、食の欧米化が進んだ事が、その体型の急速な変化の一因とも言えます。
ちょっと前まで、「山椒は小粒でもぴりりと辛い」と自負していた事もある日本人の体型は、さらに、あと何世代かすれば、そう言った言葉が当てはまる体型の人の方が少数派になってしまうかも知れません。


我々が治療をする際は、必ず目当てのツボに鍼やお灸をするわけですが、この時、その目安の取り方として、骨度法というものを利用して、おおよそのツボの位置を把握していきます。
人によって当然体型が異なる訳で、例えばある所から3センチ上にあるツボという言い方をすると、背の高い人の3センチの箇所と、低い人の3センチの箇所では、全く違う場所になってしまいます。
そこで体の目立つところを目印として、その目印と目印を結んで10等分とか、5等分とかした内の何分目か、という取り方をすれば、体の大きい人、小さい人関係なく、その人の体の尺度でツボの位置を定めることが出来ます。

そうした基準の寸法を示す内容が、以前も話題に触れた黄帝内経に記載されています。
例えば、成年男子の身長は七尺五寸、頭の周径は二尺六寸、胸囲四尺五寸、腰囲四尺二寸というような具合で、体の各所の寸法が予め決められています。
この場合、1尺=3センチといった固定された長さ・数字を指すものではありません。
あくまでも、その局部の寸法の目安として用いられます。

これにより、昔の人の体型から、現代人の体型がいかにかけ離れようとも、ちゃんとツボの場所の目安を置くことが出来るのです。
スポンサーサイト


天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


<<臭いの日 | ホームへ | モーツアルト生誕250周年>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://keijyudou.blog20.fc2.com/tb.php/64-191df57e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)