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むち打ち治療の日

2016.06.07(23:59) 669

今日、6月7日は「む(6)ちうち、な(7)おそう」の語呂で『むちうち治療の日』になるそうです。
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「ムチウチ」と言うと、車を運転している際に、後ろから追突されたり、ぶつかった衝撃の後遺症として降り掛かる症状と言うケースが多いかと思います。
「ムチウチ」は、正式な症候名ではなく、「外傷性頚部症候群」、「頸椎捻挫」、「頸部挫傷」等が該当します。
「ムチウチ」はその名前の通り、「鞭打ち」が語源となっていて、衝突時に首の動きが前後左右に鞭のようにしなりながら、ダメージを受けてしまう様子を表しています。

言葉の起源はアメリカで、元となった語源[WHIPLASH INJURY OF THE NECK]を日本語にすると、「首が鞭のようにしなる事によって起こる傷病」という訳せる事から、「ムチウチ」と呼ばれるようになったと言われています。
原因としては、頚肩腕部に鞭がしなるように揺さぶられる様な強い衝撃がかかる事で、それらの部位を構成する靭帯や筋肉、頸椎や神経などの構造部に障害を負ってしまいます。
外傷と違って、ムチウチ状態となっても外見上は目立った変化は見られない為、周囲からは軽く見られがちなのですが、長期にわたり、激しい頭痛や肩凝り、腕から肩にかけての痺れ感や眩暈、吐き気に苛まれたり、それが原因で、不眠、鬱症状、腰痛、全身疲労、自律神経失調症など全身多岐に渡り健康状態を損なってしまう事もあります。

車や飛行機の登場によって、人が外的な衝撃を受ける機会が段違いに増えた結果、こうした言葉が生まれた要因である事は想像に難くありません。


東洋医学でもこうしたムチウチにあたる様な記述を調べてみると、それに近い内容が記載されていました。

紀元前にまとめられたと言われている「黄帝内経霊枢」という書物の厥病篇 第二十四の中で

頭痛不可取于腧者、有所撃墮、悪血在于内、若肉傷、痛未已、可則刺、不可遠取也。

頭痛の症状でも、経絡上のツボを求めずに治療を行う場合があります。それは衝突したり、高い所から墜落して身体を強く打ち付けたような状態であれば、悪血がそれら箇所に停留して、筋肉を傷め、痛みが軽減しない症状であります。その場合は患部から遠くのツボを求めるより、直接その患部に治療点を求めるべきです。

このように、強い衝撃によってダメージを受けた場合は、その患部に悪血(血行障害や鬱血)が生じてしまう事が、むち打ち症でみられるような症状の発端となっていると考えているのです。
こうした悪血が一度内在してしまうと、その性質上、非常に固定的で、しつこく慢性的になりやすいのです。

治療のタイミングとしては、なるべく早めに悪血状態となった患部を治療によって改善させる事で、後遺症を残さない上でも、初期の施術が非常に大事になります。
受傷したその時は、何となく違和感位にしか感じていなくとも、後々に症状が悪化する傾向にありますので、不幸にもムチウチの状況に遭遇してしまった場合は、すぐにでも、専門の治療所で患部の様子を念入りに診てもらうに越した事はありません。


くるみ堂長岡はり灸院
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