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市田柿

2017.03.02(22:09) 718

夜明け前が一番暗いとも言いますが、春を目前に控えた信州の朝晩の冷え込みは一層厳しく感じます。
思えば、僕の行動パターンとして、この時期になると冬ごもりから一転、暖を求めて南の方に向かいたくなるようで、過去のブログを見返してみると、丁度去年の今頃も木曽とか飯田の方へドライブへ繰り出しておりました。

今回もやはり、春の息吹をいち早く感じたくて、南信州へ出かけて参りました。
裏の目的としては、私事ながら、実は去年辺りから干し柿にはまっております。
その干し柿と言えば「市田柿」、市田柿の産地でもある下伊那郡高森町で市田柿を買い求めて、おやつ在庫の充実を図ると言うミッションを果たすべく一年ぶりの南信州へ。

朝の10時を過ぎての出発だと、丁度駒ヶ根に着いた辺りでお昼頃となりましたので、駒ヶ根シルクミュージアム内にあるバイキングレストラン菜々ちゃんに立寄りました。
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地元の食材を使ったメニューが沢山並んでいて、また五平餅やら、おやきやら、お蕎麦やら、信州ならではの特色あるメニューが並んでいて、あっという間にお腹の中は、炭水化物で満たされていきます。
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いつもこうしたバイキングでは、盛り方のセンスに駄目出しをされてしまいます。

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食堂から臨むアルプスのパノラマも絶景でした。

折角駒ヶ根に立寄ったので、霊犬早太郎の伝説で知られる光前寺へと足を伸ばしました。
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早太郎伝説とは、その昔、村の子女をさらう怪物を光前寺で飼われていた早太郎という犬が退治したという逸話があったそうです。
光前寺にはその早太郎が祀られていて今なお信仰を集めています。

また光前寺は、光苔が自生していることや、しだれ桜なども有名で、お寺の周りには大きな観光バスが何台も停まれそうな広い駐車場もあって、見頃の季節にはきっと沢山の人で賑わうのだと言う事が伺い知れます。

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残念ながら、光苔も桜もまだ時期が早かったようですが、それでも光前寺の美しい庭園を満喫する事ができました。
本坊奥庭園では、たまたま他に訪れる人がおらず、窓から覗く景色をしばし独り占めして鑑賞するという贅沢な時間となりました。
お尻に根っこが生えてしまい、いつもの事ながら、この後の予定を考える事なく、随分と長居してしまいました。

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お目当ての早太郎は、化物を退治した霊犬のイメージよりも、むしろ普通の犬そのものだったのが意外でした。
目元も優しげで、ピンと立った耳が何とも賢そうに見えます。

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境内で一際、目を引いたのは三重塔。
南信州唯一と言われる三重塔は、周りを木々に囲まれ静かに佇むその姿に、素朴な力強さを感じました。
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光前寺をお参りした後は、いよいよ飯田へと向かいます。
駒ヶ根から一時間も車で走ると、高森町、飯田市内に入る事ができました。
目的の農産物直売所に行く前に、元善光寺へも立寄る事としました。
長野市内にある善光寺は、元はこの飯田にある元善光寺が遷座したもので、善光寺と元善光寺両方お詣りしなければ片詣りとも言われています。
今まで、善光寺には何度も足を運んでおりましたが、ずっと片詣りの状態でしたので、今回は是非お詣りをしたいと思っておりました。
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飯田の市街地を見下ろす高台にあって、すごく明るい雰囲気がありました。
花の芽吹きはまだまだでしたが、降り注ぐ柔らかな陽射しや、フワッと吹き抜ける風などはもう春を感じさせるものでした。
心なしか南信州の方が、陽射しが明るい感じがします。

この日は、光前寺と元善光寺の二寺にしかお詣りできませんでしたが、とても密度の濃い一日となりました。

お詣りを終えると、もう5時間近。
あまり遅い時間になると、農産物の直売所で扱う品もほとんど売り切れてしまう事も多いので、下手するとお目当ての市田柿も売り切れてしまっている可能性も頭をよぎりました。

予想通り直売所に着いた時には、残りの市田柿もあとわずか!
何とか残っている市田柿を籠に入れ、無事ミッションを達成する事ができました。
遠くに繰り出して買いに来た甲斐がありました。

実は、果物の中で柿は、食べたいと思う優先順位はそれ程高くなかったのですが、僕の祖母が庭の渋柿を干し柿にするのが上手で、祖母が「たくさんおあがり」といって、干し柿を振る舞ってくれるのが何よりの楽しみでした。
優しかった祖母の思い出と柿の甘さで顔がほころんでしまいます。
一日一個を肝に命じて大事に食べております。
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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