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外山城趾の桜

2017.04.18(22:30) 728

先週からようやく咲き始めた東御市の桜。
そして満を持しての日曜日。

この日は千曲川の対岸、北御牧にある外山城へと向かいました。
もともと千曲川を挟んで東部町と北御牧村に分かれていましたが、2004年の市町村合併により、これら二つの地域が合わさって東御市となりました。
北御牧村は、千曲川によって形成された河岸段丘の御牧ヶ原台地に位置し、その対岸にあたる当院から御牧ヶ原方面を臨むと断崖絶壁の急峻な岩肌がまずその目に飛び込んできます。
ですので、一旦千曲川まで下りて、さらにあの断崖絶壁の高さまで登らなくてはならないという行程を考えると、つい二の足を踏んでしまい、同じ東御市でありながら、これまでジョギング未開の地となっていました。

今回は桜前線を追いかけつつ、初の北御牧の台地へと踏み出す事にしました。
まずは、お馴染み滋野駅までの道すがら、川沿いに植わっている桜が満開の見頃を迎えていました。
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そして、前回のジョギングで訪れた際は、まだ蕾だった駅前のしだれ桜も溢れんばかりの花を咲かせていました。
しばらくここで待ちながら、電車と桜のツーショットを納めたい所でしたが、そこは山手線のように頻繁にくる訳ではないので、ここは先を急ぎます。
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滋野駅から線路に沿って30m程小道を進むと、千曲川へと下りる高架のトンネルがあります。
僅か3mにも満たない上を、電車が通ると圧巻です。
僕的に隠れたオススメスポットになります。
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この高架から一気に千曲川に下りきって対岸へ渡ると、旧北御牧村の島川原地区になります。
それを象徴するように、マンホールの蓋の模様が、キジとケヤキになりました。(旧東部町だとブドウとレンゲツツジになります。)
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しばらく進むと、田んぼの向こうに一際目を引く大きな木が見えてきました。
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島河原の諏訪神社境内にある樹齢800年とも言われる黒槐(えんじゅ)の木です。
枝振りが、まるで脳のシナプスのように上下左右に編目のように伸びているのが、また他の木と比べても独特な雰囲気があります。
こんな巨木にサラッとお目にかかれてしまうなんて、ビックリです。
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この黒槐の木の袂には、「前山桜の里公園」という場所がありました。
ちょっと小高い山の上は、桜の木が沢山植えてあって、正面に浅間山を望む絶景となっています。
これだけの規模で桜が植わっていれば、沢山の人で賑わいそうですが、たまたま僕一人しかおらず、桜と浅間山の景色を一人で堪能できました。
ここは是非、お弁当やお茶を持って行き、のんびりとお花見するには最高のロケーションですね。
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何だか、前山桜の里公園で桜を鑑賞しただけで、満足してしまいそうになりましたが、一応当初の目的を果たすべく先へと進みます。
程なく島河原の大きな発電所が見えてきますが、その発電所の近くに縁切り地蔵の祠がありました。
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昔の言伝えでは、婚礼の際には、この縁切地蔵の前を通らないようにしたそうです。
未だにハサミがうずたかく備えられていて、縁切地蔵の霊験はまだまだ灼かなようです。
面白い事に、向かって一番右には縁結びの地蔵も控えています。
この先、縁切地蔵のお世話にならないよう、入念に縁結び地蔵にお詣りしました。
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さて、縁切地蔵を後にすれば、いよいよ御牧ヶ原台地に向けて登っていく訳ですが、途中あまりにしんどくて写真を撮る余裕もなく登り続ける事となりました。
ようやく平坦な所に着いて息を整えていると、なにやら背後から熱い視線を感じます。
振り返ってみると大きな黒牛がみんな僕の方を凝視しているではありませんか!
よっぽど僕がけったいな生き物に見えたのでしょうか?
もういいおじさんのはずなのに、未だに牛とか見るとテンションが上がってしまうのはどうしてでしょう。
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そして、いよいよ外山城へと足を運んで行く訳ですが、事前のリサーチ不足で、あらぬ方へと向かってしまい、気がついたら高圧電線が佇む断崖に到達してしまいました。
登りで消耗した身体に、このミスは手痛いものとなりました。
それにしても先程まで自分は眼下に見える景色の場所にいた訳ですから、随分高い所まで来たものです。
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何とか気を取り直して、20分程走ると、ようやくそれらしき建物を見つける事ができました。
なんと、入口には、3台分くらいの駐車場とトイレまであって、なかなか環境が整備されているようです。
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外山城は、烽火台としての役割があったそうで、この位置からだと小諸から上田までの様子が手に取るようにわかります。
あの武田信玄が上杉謙信との戦いで使用したとも言われています。
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奥へ進んで行くと二の郭があって、休憩所もきちんと設置されています。
この辺りの桜はまだ5部咲きと言った所ですが、それでも充分お花見を楽しむ事ができます。
さらに進んで行くと、堀切があって、その先が外山城の先端部一の郭になります。
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さあ、いよいよ本丸を制覇だ!と喜び勇んで足を踏み入れた瞬間。。。。
先客に、とてもいい雰囲気のカップルの方と遭遇してしまいました。
今まで、山城巡りをしてきて、人にあった事がなかったので、大分油断していました。
変にテンションが上がっていたので、無意識に鼻歌でも出ていなかっただろうか、と心配になってしまいます。
山中でうっかり人間に遭遇してしまった鹿の気持ちがよく分かりました。
スキャン 9

何となく気まずい雰囲気の中、とりあえず一番先端に立って、そこからの眺望を写真に収めました。
撮影を終え、まさに疾きこと風の如く滞在時間僅か1分で、この場を撤退する事に。
スキャン 10

その時撮影した1枚。
丁度正面やや左手に、ジョギングコースでもある祢津の山城が見えます。
毎年、千曲川を挟んで、この外山城と、祢津の山城で狼煙を上げあうイベントがあるそうです。
この素晴らしい眺望は一見の価値有りです。
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さて、初の御牧ヶ原台地。
その風景はまるで北海道の台地の様な広大な田園風景が広がっていました!
いつも長く走るときは、途中自動販売機を見つけて水分補給をするのですが、見渡す限りそれらしきものは見当たりませんでした。
夏場のジョギングでこの辺りを訪れるときは、水筒持参がいいかも知れませんね。
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帰途、千曲川まで下りて、北御牧の方を眺めてみると、最初に行った場所は左端の鉄塔のある辺りで、そこから稜線を辿って右端が外山城のある辺りと言う事になる訳ですね。
直線距離で考えるとそれ程遠い訳ではないのでしょうが、何と言ってもあの台地に立つまでの登りはかなりのものでした。
後で地図で見返してみても等高線の間隔がすごい事になっていました。
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スクリーンショット




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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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