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2017.04.20(22:10) 731

去年も、いろいろと桜を見て回りましたが、その中でも一際印象に残ったのは、布引観音のしだれ桜でした。
たった一本のしだれ桜ですが、布引観音まで登った折、目の前に威風堂々たる姿で現れた桜を見て、一瞬で心を奪われてしまいました。
切り立った崖を背景に、少し濃いめのピンク色が一際鮮やかに見えました。
今年も布引観音の桜に会う為に、あの山道を登る事を厭わずに出かけてきました。

登り口に咲いている桜も、ウェルカムと言わんばかりにアーチ状に満開の花を咲かせています。
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例によって、きつい登り坂を15分程かけて登って行きますと、眼前には去年と変わらぬ姿で咲いているしだれ桜がありました。
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朝の光を浴びて、まるで桜自体がうっすらと発光している様にも見えます。
やはりこの光景はため息が出る程、美しい眺めです。
崖に張り出している枝ぶりが、何か秘めた力強さを持ち合わせているようで、僕もたっぷりと元気を分けてもらいました。
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桜の咲く頃に、布引観音にお詣りするのが恒例行事になりそうでうす。
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さて、この日はこの桜を見て終わりではなく、さらに布引観音から上へと進むつもりです。
参道とは別ルートで、裏から回れるルートがあって、車での侵入はできませんが、一応舗装された山道が上の方へ伸びています。
この先を行った山間の所に、天然の冷蔵庫とも呼ばれる風穴で有名な「氷」の集落があるそうです。
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山の中を走っていると、さっきまで広がっていた青空が一気に雲に覆われ、急に寒くなってきました。
途中何度かアップダウンを経て、ようやく氷集落の入口と思しき横道まで辿り着きました。
事前に下調べと案内板がなかったら、この道を下って行こうとは考えなかったかも知れません。
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細い道に入ると、急な傾斜を一気に下って行きます。
しばらくすると、潰れた屋根の様な建物が点々と現れてきます。
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なんだろう?と思って覗き込むと、どうやらこれが例の風穴のようです。
元禄の昔から、この風穴で保存した氷が小諸の藩主に献上されていた事もあるそうです。
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この風穴から進む事、程なくして山林が一気に開け、氷の集落が広がっていました。
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氷の集落に着いた辺りから、雲行きが益々怪しくなり、とうとう雨が降ってくるようになりました。
晴れていれば正面に浅間山を臨む絶景が広がっていたに違いありません。
それは、またきたときの楽しみと言う事にして、氷の集落を後にします。
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かなり急な下り坂で、膝で踏ん張って、しっかりとブレーキをかけながら下りていかなければなりませんでした。
広い道に出て、今来た道を振り返ってみると、とてもこの先に村がある様な道だとは思えないような細い山道でした。
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本当なら、このまま小諸の町に向かって懐古園の桜を見たいと思っていたのですが、雨足がドンドンと強くなるの一方でしたので、翌日以降に持ち越しと言う事にしました。

その代わりに少し寄り道をして、1926年から1934年の僅か8年の間、運行していたという布引電気鉄道の橋脚跡を見てきました。
小諸〜下川原までを結ぶ路線で、あまり需要がなかったらしく、常に乗客がガラガラだった事から、運転士と車掌が「42人乗りならぬシジュウフタリノリ(始終、2人乗り)」と揶揄していたのだとか。
今となっては、あの橋脚が鉄道の名残を留めるのみとなっていますが、むしろ当時に戻って、この千曲川を渡る列車の姿を見てみたかったですね。
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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