タイトル画像

懐古園の桜

2017.04.21(22:48) 732

この辺りで、桜の名所は?と聞かれれば、上田城の桜か、懐古園の桜のいずれかを挙げる人が多いかと思います。
二カ所ともいつもに増して、この時期は大勢の人で賑わっています。
僕もこれまで、仕事が終わって夜桜を鑑賞しに訪れた事がありますが、さすが桜の名所として人が集まるだけあって、とても見応えのある桜を堪能できました。
しかし考えてみると、日の明るい時間帯の桜を見た事がなく、今回は日の登っている中で花見をしてみたいと思い、いざ懐古園へと繰り出しました。

前日は布引観音から懐古園に向かおうと思っていたのですが、雨のため止むなく途中で引き返すこととなりました。
この日は、ちょっとズルして布引観音の入口の駐車場に車を止めさせてもらい、そこから懐古園へと走って行く事にしました。

この辺りはすでに小諸市内に入っているので、マンホールの模様も小諸市の市章を真ん中に誂え、その周りを市の木であるウメの花で飾ったデザインとなっています。
IMG_8231.jpg

布引観音から走りだすと、すぐ大久保の集落となります。
ふと見ると道の端に「武田信繁の墓」と言う案内板が立っています。
IMG_8232.jpg

武田信繁というと武田信玄の弟にして、武田家の副将として活躍した人物です。
カリスマの信玄に対して、信繁はこれを陰から支えた立役者として、専門家からは非常に高い評価を得ています。
信繁は、最も激戦となった第四次川中島の戦いの折、討ち死にしてしまいます。
この戦いは双方、甚大な被害を出した戦いで、結局勝敗はどちらにもつけられないとも言われていますが、僕的には、武田方がこの信繁や山本勘助を失ってしまったと事を考えると、実質武田方の敗北に近い戦いだったのではないかと思っています。
この戦いで討取られた信繁は、忠臣・山寺佐五左ェ門の手によって、上杉方より信繁の首級を奪い返して、この地に葬られたと言います。
案内看板の示す通りに歩みを進めると、果たして、畑の一角に信繁のお墓がありました。
信繁のお墓の周りには、他にもお墓が沢山あって、それぞれの墓碑には武田菱が刻んであったので、武田家に由来する一族のお墓でもあるのでしょうか。
後で考えてみると、朝早い時間から、他所様のお墓をウロウロと探っている姿というのは怪しい人物ですよね。(昼でも夜でも怪しい事には違いありませんが・・・)
IMG_8234.jpg

IMG_8236.jpg

大久保の集落を抜けると、千曲川に架かる赤い橋が目を引きます。
「大久保橋」
IMG_8237.jpg

この橋の隣には、昔架けられていたと思われる橋の遺構が残っています。
古い橋と新しい橋、そして桜。
これまで幾千幾万の人達がここから千曲川を渡っているのでしょう。
それを静かに記憶するように佇む古い橋が何とも味わいのある光景でした。
IMG_8239.jpg

橋を渡るとすぐに田園地帯が広がってきます。
対岸に聳える崖の岩肌がとても大迫力でした。
IMG_8242.jpg

走る事10分程で田園地帯を抜けて行くと、懐古園の裏手に辿り着きました。
懐古園に出るには、この急な遊歩道を登って行かなければなりません。
IMG_8243.jpg

登りは若干きつめですが、以前登った海ノ口城に比べると、道も整備されていて、すごく登りやすく感じました。
懐古園へくる時は大手門からしか入った事がなかったので、まさか裏側がこんなに山になっているとは思いませんでした。
IMG_8244.jpg

遊歩道を登りきると、鹿島神社が鎮座していました。
そこから懐古園の馬場へとすぐに連絡しています。
IMG_8248.jpg


馬場へと足を踏み入れた瞬間、目に飛び込んできたのは圧倒される様なピンクの世界でした。
IMG_8249.jpg

青い空を埋め尽くさんばかりの勢いで桜の花が咲き誇っていました。
あまりの桜、桜、桜の世界に、ただただ息を飲むばかりです。
昨年、夜に訪れた際もとても感動したものですが、朝は朝でいいものですね。
IMG_8251.jpg

IMG_5785.jpg

今まで夜にしかお目にかかった事がない「小諸八重紅枝垂桜」。
明るい中で見ると、これまた随分印象が違って見えます。
夜のライトアップに照らされた状態だと、何かこう、妖艶で幻想的なオーラを感じたものでしたが、明るい中で見る桜は清楚で嫋やかな印象に変わります。
IMG_8253.jpg

IMG_5790.jpg

石垣に登って、桜を上から眺めると、丁度目線の高さに桜の花がきて、このまま桜の花に取り込まれてしまいそうな気になります。
IMG_8256.jpg

今週の土日辺りはこの桜を求めて賑わいそうですね。
スポンサーサイト


天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


<<長野県立農業大学校の桜  〜人にはたくさんの土地がいるか〜 | ホームへ | >>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://keijyudou.blog20.fc2.com/tb.php/732-4d678620
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)