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桜の木の森林限界

2017.05.07(23:39) 739

ゴールデンウィークいかがお過ごしでしたでしょうか?

院長のゴールデンウィークも色々と満喫致しました。
追々、ご報告して参りたいと思います。

まずは連休前の火曜日の事になりますが、桜前線を追ってのジョギングもいよいよ大詰めとなって、この日は湯の丸山に向かって走ってみました。
丁度、新張の交差点から湯の丸高原を経て、群馬県嬬恋村にある鹿沢温泉までの道中、湯道の安全を祈願して道端に百体の観音様が大体100m毎の間隔で並んでいます。

去年の今頃も桜前線を求めて、その湯道にあたる県道94号線を1000mの標高にある二十二番観音まで駆け上がりました。
二十二番観音のある場所は、人造溜池の横堰池の辺りで、訪れた際、周辺にある桜の木が満開となっていました。

今年は、その横堰池まで車で登り、そこから更に上に向かって走る事にしました。
と言う事で、今年は標高1000mからのヨーイ、ドン!です。
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今年もやっぱり横堰池の桜は見事に花を咲かせていました。
この上の桜は果たして、どんな様子でしょうか?
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横堰池から程なく行くと、早速二十三番観音(千手観音)がお出迎えしてくれました。
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二十四番観音(聖観音)
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二十五番観音(千手観音)
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麓の一帯は、年間の降水量が少なく、昔から農業用水の確保に諍いが絶えなかったと言います。
湯の丸山から注ぐ所沢川の流れを、この場所に枡を設置して6:4に分け、東側と西側へ過不足のないよう水の供給を配分したと聞きます。

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この辺りから、一旦緩やかだった傾斜が、グッと傾きを増していきます。
これまでの経験から何も学ぶ事なく、この朝も手袋を着用しないで走り出してしまいました。
日陰に入ると、体感温度が2〜3度低く感じる程、寒さが堪えてきます。
観音様を撮ろうと写真を構える度、手がドンドンとかじかんできて操作がおぼつかなくなってきます。

二十六番観音(千手観音)
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斜面が急になってくるに従って、道路脇の路肩のスーペースも狭くなってくる為、場合によっては道端の高い所に不意に観音様が鎮座されている事もあり、下ばかり見ていると見落としかねません。

二十七番観音(如意輪観音)
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スタートから早50m程登ってきた事になります。

二十八番観音(馬頭観音)
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この辺りから奈良原地区へと入っていきます。
小振りながら桜の木が満開の花を咲かせていました。
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二十九番観音(馬頭観音)
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二十九番観音のすぐ上にあった桜の木。
濃いピンク色の桜の木が一際目を引きます。
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三十番観音(千手観音)
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節目となる三十番観音は、奈良原温泉あさま苑前となっています。

三十一番観音(十一面観音)
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三十二番観音(千手観音)
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三十三番観音(千手観音)
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三十四番観音(十一面観音)
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三十五番観音(聖観音)
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三十六番観音(聖観音)
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ここにきて、初めて白い木肌の白樺の木を見かけました。
何がどう違うという明確な理由は分からないのですが、明らかにこの地点から周りの山の雰囲気が変わったという感覚がありました。
と同時に、「これから先、おそらく桜の木はないのでは・・・・。」という漠然とした予感めいたものがよぎりました。

三十七番観音(千手観音)
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奈良原地区を通り過ぎ、民家らしきものは見当たらなくなりました。
普通なら、これだけ時間をかけて登っていれば、身体がドンドン温まってくるはずなのに、登れば登る程、寒さを感じます。
写真を撮る為に、一旦足を止める度、寒くてしょうがありません。
随分前に立ち去ったと思っていた冬将軍は、こんな所でまだ居座っていたようです。
感覚的には、「これは氷点下にいってるのでは!?」と、思う程の冷気に覆われていて、ますます手袋の着用を怠った自分を呪いたくなります。

三十八番観音(聖観音)
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三十九番観音(如意輪観音)
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四十番観音(准胝観音)
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四十一番観音(千手観音)
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四十二番観音(十一面観音)
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四十三番観音(聖観音)
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四十四番観音(如意輪観音)
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四十五番観音(聖観音)
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四十六番観音(千手観音)
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ここから先の観音様は道路端より少し奥まった所にあったりするので、目を凝らして慎重に探していかないと見落としそうになります。
木々も深くなり、登り道はほとんど日陰となります。
常時吹き下ろしの風に晒されている状態でした。
温かいお風呂にすぐにでも浸かりたい気分です。
山の気候を甘く考えてはいけないと言うのは、全くその通りですね。
標高も1300mを超えてきました。

四十七番観音(如意輪観音)
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四十八番観音(十一面観音)
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四十九番観音(十一面観音)
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いよいよ五十番観音到達と言う所で、唐突に道が開けて、大きな木が前方に聳えていました。
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その木の袂に五十番観音(馬頭観音)があります。
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かの巨木はシナノキで、通称「弘法大師のさかさ杖」とも呼ばれ「森の巨人たち百選」にも選ばれている銘木だそうです。
弘法大師の杖を逆さに差すとこのシナノキになったという逸話があるそうです。
こんな標高の高い、寒い場所で、これだけ大きな木に成長するだけでも、かなりの生命力が宿っているように思います。
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キリがいい所で、ここで折り返す事に。
帰りは吹き下ろしの風に押されるようにして、下っていきますが、少しでもスピードが早くなると今度は頬に当たる風が痛い程冷たく感じます。

標高1200mの奈良原地区の先端まで下り、集落を巡ってみると、これから開花を迎えるであろう桜の木を見つける事ができました。
どうやら、僕のジョギングコースの中では、この辺りが桜の木の限界高度になるのかも知れません。
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奈良原の集落を後にして、横堰池まで戻ると、先ほどまでの寒さが信じられない位、穏やかな初夏の陽気に包まれていました。
冬→春→初夏をわずか20分位の時間で、目まぐるしく体験してしまった気分です。
もちろん、自宅に着いた早々、すぐに熱いお風呂を湧かして、ひとしきり冷えた身体を温めたのは言うまでもありません。
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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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