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2021年の診療が終わりました。

2021.12.29(19:53) 785

本日、2021年の診療が終了となります。

新年は、1月4日(火)より通常通り診療いたします。

なお1月24日(月)は都合により休診とさせて頂きます。

気がつけばもう一年も終わりですね。
今年の漢字は「金」になったそうですが、僕にとりましても、今年は勉強会の会計業務を預かることとなり、「金」な一年となってしまいました。
それに忙殺され、ブログのみならずInstagramもfacebookも大分滞りがちとなってしまいました。(ただでさえ更新頻度が少ないですが・・・)
来年はもう少し、発信の機会を増やしたいと思います。
皆さん良いお年をお迎えください。

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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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布マスクを頂きました!

2020.06.03(22:35) 783

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言は一応解除された形ではありますが、なかなか完全終息とはいかないようです。

それでも当院の周りの状況を見てみますと、近隣の学校は6月に入って、通常の授業が始まったり、温泉施設も営業を再開したりと、世の中の空気感は、少しづつ日常に向かおうとしております。

こんな時期だからこそ、治療院の感染予防対策は緩むことなく、改めてこれまで行ってきました予防対策を徹底して参ります。

さて、巷では政府より支給されるマスクですが、残念ながらまだこの地域には届いたという話は耳にしません。
「そろそろ届く頃か!?」と思っていたら、思いかげない形でマスクを手にすることができました。

横浜で開業していた頃にご縁を頂いた患者様より、八千代はり院プロデュースのマスクを贈って頂きました。
しかも家族分までご用意いただき、驚いたやら、嬉しいやらで、そのマスクは有難くてしばらく神棚に祀らさせてもらいました。
八千代はり院の清野先生は、同じ勉強会に所属する先生で、いつも治療家としての癒しのオーラを全身から溢れさせているような先生なので、仲間内でこのマスクを僕が入手したことを話せば、きっと羨ましがられるに違いありません。

しかもそのマスクのデザイン、製作は、清野先生の妹さん達によって作られたそうで、清野姉妹のスキルの高さに感服してしまいました。
2歳の娘は、このマスクをいたく気に入って、いつもなら嫌がってマスクをするのを拒むのですが、このマスクなら着けてお出かけしてくれます。
マスクをしない時は、スカーフの様にして首に巻いておしゃれアイテムとして活用しております。

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新型コロナウィルスの騒ぎによって、世の中に緊張感や閉塞感が漂う様な日々でしたが、今回の様に色々な方の優しさや思いやりに触れる機会に恵まれて、すごく幸せな気持ちに満たされた思いです。

ご来院された方にも、そんな幸せをお裾分けできる様な鍼灸治療が出来たらと思っております。




天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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骨の折れる日常

2020.04.04(21:19) 782

骨折生活は、何かと不便なものです。
特に、最初の3日間は、患部の痛み、慣れない松葉杖、そしてそれに伴う筋肉痛とで、悪戦苦闘の日常生活となりました。
その中でもトイレには本当に苦労させられました。
片足に体重を乗せられないと、トイレの蓋を上げるために近づく為のもう一歩が踏み出せません。
そうなると蓋を中途半端な高さまでしか上げられず、後ろ向きになって、いざ便座に腰掛けようとすると、蓋が降りてきて上手く座れないという状態になってしまいました。
そんな事情で、今回の様な悲劇が起こってしまったのです。
ちなみにこの後、おんなじ事をもう一度リピートしてしまい、「トイレの蓋を引きちぎってやる!」という、普段なら絶対に沸き起こらない様な衝動まで生まれてしまいました。
後で振り返ってみると、NHKのEテレで放映されているピタゴラスイッチに出てくる様な秀逸なピタゴラ装置だったと自画自賛できるくらいには、心も身体も回復してまいりました。
くれぐれも皆様、怪我にはお気をつけください。

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天長地久 ~長野県東御市から送る鍼灸師の日常~


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骨折しました

2020.03.31(18:11) 781

「冷やし中華始めました。」的なノリでタイトルをつけましたが、何のひねりも無く、実は先日骨折をしてしまいました。
まさか、久々に書いたブログの内容が、自分の骨を折った話題になるとは。。。。。トホホ。

「どうして折ったのか?」と言いますと、「スキーでパラレルターンを華麗に決めた瞬間、コブに乗り上げて・・・・」と言った、格好の良いものではありませんで、普通に歩いていて側溝にハマってしまいました。
容赦のない身内からは、「今時ドブにハマった!」と周辺に触れ回っている様で、まさか骨折の理由でこんなに肩身の狭い思いをするとは思いもよりませんでした。
娘を連れて散歩していて、途中抱っこしながら歩いていたら、たまたま側溝の蓋の割れ目に足をつ込んでしまい、娘を落とさない様にバランスを取ろうとした瞬間に、「ボキッ」と右足をやってしまったのです。
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やった瞬間、「これは折れたな・・・。Σ(´Д`lll)エエ!!」と頭をよぎりましたが、不思議な事にその段階では何とか右足をつけて辛うじて歩くこともできました。
今思えば、ガソリンのエンプティランプがついた車でも、しばらくは走行できるようになっているのと同じで、そんな猶予期間であった様に思います。

しかし、時間を追うごとに、腫れと痛みが増すばかり。
次第に右足をついて歩くのすら儘ならない状態となり、四つん這いにならないと移動もできない様になりました。
この四つん這いの父を、娘が面白がって、馬乗りになったり、四つん這い競争を仕掛けてきたりと、さしづめ新しいオモチャを見つけた!と言う感じでロックオンされてしまいました。
普段は、娘の笑顔を「無垢な天使の微笑み」と表現して止まない僕ですが、この時ばかりは嬉々として遊びをせがむ娘が、映画のチャイルド・プレイに出てくるチャッ◯ーに見えました。
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東洋医学に携わる者の専門用語で「瘀血(オケツ)」というものがありますが、滞った血液によって、病的症状を引き起こす原因となるものと考えられています。
恐る恐る靴下を脱ぐと、その瘀血がしっかりと創傷部周辺に確認できました。

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鍼灸治療では、こうした瘀血の所見に対しては、昔から刺絡(シラク)やお灸といった方法が用いられております。
自分にこうした処置を施せる機会はなかなかありませんので(今後は無いと信じたいですが・・・)、この時とばかり自分を実験台にしてみました。
まずは刺絡ですが、瘀血の集中しているのが膀胱経というツボの流れになっており、その足の小指の先端ある至陰(しいん)穴に鍼をしました。
すると、それまでドンドコ!ドンドコ!と16ビートのリズムで刻んでいた足先から痛みが、8ビートくらいに感じる様に。
「お〜!ちょっとマシになった!」と迂闊に足に体重をかけた途端、再び16ビートで痛みのロックンロールが始まってしまいました。
ですが、多少マシになった事に気を良くして、今度は患部の周辺からも同様に刺絡を行ってみました。
同様に、痛みが少し和らぐ感じがありましたが、やはり少しでも体重の負荷をかけると、痛みがぶり返しそうなので、この日はそれで処置を終えて、その晩は眠りにつく事にしました。

翌日になって、整形外科を受診しましたところ、「第五中足骨の骨折」との診断を頂きました。
レントゲンでもしっかりと骨折線が確認できました。
鍼灸師らしくツボでいうと「京骨(けいこつ)」の辺りになります。
古代中国では、第五中足骨後端の隆起の事をそのまま京骨と呼んでいましたが、自分にとって、この「京骨」というツボは、とても思い入れのあるツボの一つになりそうです。
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さて、晴れてと言いますか、これで生涯3回目30年ぶりの骨折が確定しました。
甲子園なら、地元の公立高校が久しぶりに甲子園出場を果たし、さぞ湧き返るといったところでしょうか。
しかも人生初の松葉杖!
不謹慎ですが、松葉杖って何か漫画の主人公的な側面を感じませんか?(家族には何を言っているかわからない、と全否定されてしまいました。)
さて初めての松葉杖生活に変なスイッチが入ってしまい、年甲斐もなく娘と松葉杖で駆けっこしたり、坂を登ったり、階段を登ったりとはしゃいでしまいました。
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その後、待っていたのは骨折の痛みよりも、全身の筋肉痛。グェ━(´ェ`)━!!!
慣れない松葉杖での歩行で、背中や肩の筋肉が悲鳴をあげてしまいました。
「バカは死なないと治らない。」と言われるくらいですから、骨を折ったくらいでは、自分のおバカ加減はなかなか治らない様です。
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肝心の骨折の方ですが、3日目ぐらいからは、じっとしている分には、ほとんど痛みもなく、体重の負荷も2、3割であれば乗せれる様になりました。
骨折箇所には、前述した瘀血の周りを囲む様にして、お灸の治療を行なっております。
日を追うごとに腫れの方はすっかり引いてきて、瘀血の色も大分薄まっていきました。
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お陰様で一週間も経つと、松葉杖無しでも歩行できる様になりまして、日常生活もそれほど支障なく過ごせております。
皆様もくれぐれも怪我にはお気をつけください。

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2020年 信濃国分寺八日堂縁日

2020.01.09(23:00) 779

本年もよろしくお願いいたします。

今年もブログ最初の話題は、毎年恒例となっている信濃国分寺で頒布される蘇民将来符を頂きに行った報告となります。
今年になって、足掛け7年、1月8日の早朝に信濃国分寺に通っていることになります。

そして、その都度得る教訓というのが、

「八日堂縁日は、寒さとの闘いである!」

という一点です。

毎年、入念に防寒対策をしているつもりですが、それでも尚、やはり寒さが骨身に突き刺さるのです。
2020年、これまでの6年の集大成として、過去最強の防寒の装いに到達しました!

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あえて、ここは「装い」と書いて「甲冑」と呼びたいと思います。
とうとう巡り巡って、スキーウェアに行き着いてしまいました。

八日堂前夜は、むしろ準備した寒さ対策がどの程度の効果を発揮するか楽しみになるぐらいでした。

さて、当日の朝は、5時半起床、6時出発で、6時半現地到着を予定していました。
早速、用意したフル装備に着替え、車の暖機運転を行おうと外へ出ると、「あれ!?車のフロントガラスが凍っていない!?」というまさかの展開。

道すがら設置されている温度計に目をやると、3度と表示されていました。
前年のマイナス10度を思えば、目を疑う様な数字です。

果たして、境内に着いてみると、いつもの体の奥底からピシッと凍りつく様な冷気は鳴りを潜め、普通に寒いと感じる程度でした。
周りの人達の会話も、「今年は暖かいね〜!」という言葉が行き交っていました。
気温3度の空の下、周りの皆さんと同じように暖かいと感じてしまう辺り、自分も何かのネジが抜け落ちてしまっているようです。
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用意した防寒具の効力を存分に発揮できるような状況ではなくなり、少し拍子抜けな感じがしてしまいました。
最初の内は、完全防備の防寒グッズのおかけで寒さもそれほど身に沁みる事もなく、むしろ「もっと寒くても大丈夫!」などと思う余裕までありました。

ところが、八日堂縁日はそんなに甘くはありませんでした。
朝日で東の空が白んでくるに従い、まさかの雨が降ってきました。
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あれほど、防寒グッズを入念に用意していたのに、雨対策に関しては何にも考えてなかったのです。
スキーウェアは撥水コーティングを施していあるため良かったのですが、頭の方は毛糸の帽子であった為、冷たい雨粒が次第次第に頭から浸透してきます。

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外気温はそれ程、冷えるものではなかったのですが、この冷たい雨には参りました
結局、卵を温めて餌を運んでくるメスの帰りを待つオスペンギンの心境で、じっと雨の中を立ち尽くしておりました。
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今年も、結局は苦行を課される事となりましたが、なんとか無事に蘇民将来符を頂くことができました。
今回頂いた蘇民将来符は、七福神の皆々様がとても柔和な笑顔をされていて、なんだかほっこりします。
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こうして、これまで集めた蘇民将来符を並べれば、僕的には新しい年のスタートを恙無く切れたという気持ちになるのです。
歴代のものに比べると一際真っさらで、新入りという感じがしますね。
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来年に向けての反省点は、天気予報をちゃんとチェックしておこう!という事ですかね。




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  1. 2021年の診療が終わりました。(12/29)
  2. 布マスクを頂きました!(06/03)
  3. 骨の折れる日常(04/04)
  4. 骨折しました(03/31)
  5. 2020年 信濃国分寺八日堂縁日(01/09)
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